2023年に新たな企画始動です。このブログ執筆にあたって多数の時刻表紙面にあたるのですが、意外にも「◎◎周年記念」という列車名を多く見かけるなという気付きがきっかけです。何の周年記念なのかは都度調べるとして、とにかく列車名に明記されているものはもちろん、列車名はなくとも開業・周年記念で運転されていることが確認できたものも含めて取り上げることにします。

 

第1回目は、岡山県を走る津山線開業記念の臨時列車について。現時点では2018年に運転された「120周年記念号」のみ確認できました。他の周年でも運転されていましたら、確認出来次第追加しますね。

 

列車名だけでいえば開業記念のファン向けのイベントに過ぎませんが、岡山県北部エリアの観光の目玉として、JR西日本は「こだわりの旅」として訴求していたようです。ちなみに津山には「津山まなびの鉄道館」という施設もあり、臨時列車とのタイアップしたイベントも開催されています

 

 

  周年記念の概要

 

津山線開業120周年

対象物

JR西日本津山線

所在地など 岡山〜津山間 58.7Km
歴史の起源(概要)

1898年12月21日に「中国鉄道本線」として岡山市駅 - 津山駅(現在の津山口駅)までが開業。ここを津山線の起源としている模様。

 

 

  臨時列車の運行概要

快速 津山線開業120周年記念号

運転区間 岡山〜津山 
運転日

2018年8月26日

※実際の開業日に近い、同年12月22、23日に日本旅行のツアーも行われています

使用車両・編成

キハ47系 2両 ※ノスタルジー編成

列車番号、運転ダイヤなど

9980D 岡山発11:19 → 津山着12:53 

→津山到着後、津山車両基地への入区便に乗車できる体験イベントあり

 

9981D 津山着15:34 → 岡山着17:47

途中停車駅:亀甲(岡山発のみ)、建部(津山発のみ)

備 考

・全席指定席

・このイベント列車の詳細がJR西日本プレスリリースにまとめられています。https://www.westjr.co.jp/press/article/items/180518_00_okayama.pdf

 

キハ47のノスタルジー色とはなんぞや、という話ですが、レイルラボニュースにイメージが掲載されていましたので、ご参考ください。かつてキハ20系(20形、52形)ディーゼル列車で採用された配色を施したもののようですね。

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

 

これがJR時刻表2018年8月号付録ページに掲載された臨時列車の時刻。イベントでは津山以降も車両基地への入区体験も含まれているが、運賃やイベントの趣旨からか、時刻表への注釈などの記事は見当たりません。

JR時刻表2018年8月号より

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JTB時刻表、JR時刻表

参考ページ:JR西日本プレスリリース