本日の目玉、キハ183系特急「大雪」

 

 

一時間半ほどある、小休止を活用し、旭川市内にあるお寿司屋さんでランチ。駅から10分ほどのところにある、「みうら」さんにお邪魔しました。破格なランチ価格でおいしいお寿司を頂きました。

旭川市街はロードヒーターが歩道に埋め込まれているらしく、雪でも安心して歩けます。ただし、交差点は除雪されていないので要注意。

 

旭川駅はまるで図書館や美術館の様なきれいな作りで、訪問するたび驚かされます。

 

発車30分前ホームに上がると、キハ183系 特急「大雪」はすでに据え付けられていました。網走→旭川の道中の厳しさを証明するように雪が全面にこびりついています。

 

 

荷物を座席に置き社内外を観察。グリーン車はハイデッカー使用。乗りたかったなー。ちなみに編成は4両ですが、グリーン車のみ塗装が異なりました。

 

長年の酷使を物語る痛々しい側面

ちなみに今回は「駅ネットトクだ値50」を活用し、旭川網走間4,270円のバーゲン価格。発車直前まで設定があったところを見ると、よほど乗車率が良くないのでしょう。確かに、本日の乗車率は50%程度でしたが、ほとんどがキハ183系乗り納めと思しき乗客で、一般客はほとんどいない、というのが印象です。大丈夫かな、石北本線。

 

遅れていた札幌からの特急「ライラック」の接続を待ち、数分遅れで旭川を発車。

 

上川までの一時間ちょいは平野を順調に駆け抜けていきます。交換駅も一線スルー化されているようです。

 

 上川を抜けると途端にスピードが遅くなります。勾配・カーブも目に見えてきつくなり、積雪量も増えてきました。野生動物による急停車の可能性の車内放送が頻繁に流れてましたが、実際車窓からエゾジカも数多く見えましたし、一時停車や徐行をする区間も数か所ありました。これ、運転しているほうはたまったものではないですね。

 

 遠軽付近までは旭川紋別自動車道が並走しておりますが、向こうのほうが圧倒的にインフラが整っている印象。時折、トラックを見かけましたが5tコンテナ3個積みトラックも頻繁に走っている印象。貨物列車を走らせるより、低コスト・高頻度なのでしょうが、本末転倒感もあります。

 

 やがて5km弱の長さで石北峠を貫く石北トンネルを通過。当列車は白滝駅は停車せず、次の停車駅は丸瀬布。前後に数多くある信号場(元白滝シリーズの駅含む)も通過していきます。

 

中間地点にあたる遠軽駅に到着。ここで進行方向が変わります。

 

3分停車を利用してホームで撮影。最前部では箒で前面の雪を払いのける作業が行われていました。網走でも見かけたのですが、旭川で実施しないのは、交流電化の関係?

 

生田原を発車し、しばらくしてあの悪名高い常紋トンネルを通過、旧縄文信号場のスノーシェッドを潜り抜けて北見を目指します。北見駅は貨物駅も併設、敷地すぐ横には大きなきれいな図書館もあり、さすが人口10万を超える大都市です。

 

北見を過ぎると若干車内もすいてきました。緩急車が4両おかれている女満別を通ると終点の網走はすぐそこ。

 

約4時間を経て網走駅到着。定刻に到着しました。積雪や野生動物、元の遅延も考慮すると定刻到着はすばらしいと評価します。

 

折り返し列車の準備が進められます。

 

先頭車の横面。お疲れ様キハ183系。

さよなら網走駅。

 

翌日のこともあり、10分で女満別空港行バスに乗り込みます。空港で小腹を満たすために頼んだじゃがバターが予想以上にジャガイモの量が多く、途中から若干義務感をもって完食しました。おいしかった。

 

この後、女満別空港から羽田空港はほぼ定刻。自宅に無事到着となりました。

(終わり)