Urara OKAYAMA Model 227 series | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(ここが227系で埋められる日も近い)

 

1/30,JR西日本は岡山地区に投入する新型電車の詳細を発表しました.

 "Urara" OKAYAMA Model 227 series 

JR西日本岡山支社が先日行っていた名称公募で1,200通以上の応募から選ばれたのは,「Urara(うらら)」でした.「豊穏の彩」のデザインコンセプトに合って親しみやすい名称として選ばれたと説明されています.筆者としては現状「うらら」という言葉に吉備地区を思い起こしませんが[1],それでも定着すると思います.

 

車両デザインも「RED WING」に引き続きGK デザイン総研広島が担当,結果として,そのデザインは「RED WING」によく似たものとなりました.また,「Urara」のロゴとは別に,「JR CITY NETWORK HIROSHIMA」に類似したロゴ(詳細未公開;「広島」とは異なり多重円です)が用意されているようで,このロゴも「RED WING」における「JR CITY NETWORK HIROSHIMA」の位置に設置されます.

 

糸崎駅や三原駅でよく似たデザインの車両が並びますから,場合によっては投入後,直通列車が減ることも考えられます.内装としては,「RED WING」より座席数が減った状態になっています.105系・113系・115系・117系はもちろん,213系・223系にも大きな動きがありそうな感じがします.

 

詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください.

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230130_05_press_urara.pdf

 

また,本日は岡山支社の観光列車「SAKU美SAKU楽」「La Malle de Bois」の2023年度の運行計画も発表されています.

https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/01/page_21779.html

 

募集時に筆者が書いた記事を紹介して,この記事を締めます.

 

[1]:ただし,「うらら」を冠する岡山県の施設・企業が,岡山県赤十字献血センターをはじめとして複数存在しますと,追記しておきます.

 

 

2/2 追記:

 

この車両が近畿車輛で落成し,報道公開が行われました.番台区分は500番台で,今回は2両編成が公開されました.3両編成も用意されるとのことです.

車体および転落防止幌の「Urara」ロゴのほかに,3重円を10個のパーツに分けて構成した「JR CITY NETWORK OKAYAMA」のロゴが追加されています.所属表記は「中オカ」,ATS-SとATS-Pを搭載しています.ATS-DWsは搭載されていません.つまり,この車両の運行線区は姫路〜出雲市・宇野・三原で運行されることが予想されます(瀬戸大橋を越えられるかどうかは不明です).

車内は115系や「RED WING」と異なり,ドア間の転換クロスシートは各側に4基であり,中央部の入り口は広く取られています.車体は「RED WING」の後期車(運転室ドア上の雨樋の端が曲がっている)をベースに,将来のワンマン運転用の乗降ドア監視カメラの準備工事がなされています.

 

多くの報道媒体で取り上げられていますが,ここでは「鉄道ホビダス」のサイトを取り上げておきます.