奈良・京都・橿原線系統で活躍する8000系列も全編成健在なのは8600系と8800系だけになり、どちらもB更新時に内装を一新しているため新型一般車導入後も直ぐには編成単位での廃車は出ないと思われますが検査期限の関係等で8000系や8400系の全廃より先に廃車が始まる可能性もあり、これからの動きに注目です。8600系はバリエーション豊富なので趣味的に面白く、全編成健在なうちに撮影・乗車することをお勧めしたいです。


(2023.1.3 生駒にて撮影)

 阪奈間急行に充当される8600系X69です。同編成は現存する8000系列で唯一の6両固定車で、M車は全車パンタグラフを搭載しているため非常に多いのが特徴ですが奈良方から2両目のモ8669のみ下枠交差形に交換しているため編成内に2種類のパンタグラフが混在しており、注目点になっています。


(2023.1.3 生駒にて撮影)

 阪奈間急行は昨年12月17日のダイヤ変更で平日の日中は毎時2本に減便され、土休日も6両編成が主体になったため利用客減少の影響を一番受けている種別だと感じることもありますが同じことは平日の区間準急でも感じられ、急行と同じく日中は毎時2本に減便されたほか下り奈良方面の始発駅が尼崎から大阪難波に変更されたため阪神なんば線内で見ることが出来なくなってしまいました。阪神に直通しない列車は8000系列が充当されることも多く、X69も急行や区間準急で活躍しますがオール抵抗制御の6両編成も阪奈間ではこの編成だけなので走っているのを見掛けたら撮影及び乗車しておきたいところです。