山形新幹線の車両としては、400系、E3系に次ぐ3世代目の車両となるE8系新幹線が本日仙台の地に上陸しました

先日、神戸の川崎重工兵庫工場より航走される姿が目撃され、2月末からはいよいよ試運転が始まります

 

試運転が始まるのとタイミングを同じくして、仙台市の新幹線総合車両センターで2月24日にお披露目会と撮影会が開催されます

E8系の営業運転開始は2024年春を予定しており、東北新幹線東京~福島間ではE5系と併結運転を行うことで、同区間の最高速度が275km/hから300km/hへ向上します

 

E8系の詳細についてJR東日本より発表がなされたわけですが、同じプレスリリースには度肝を抜かれる内容が含まれていました

なんと、E3系1000・2000番台が「つばさ」として運行を開始した当初の塗装を復活するというのです

 

ご存じの通り、「つばさ」に使用されている同車の塗装は山形新幹線新庄延伸時からのデザインで、シルバーをベースにグリーンのラインが入ったものでした

同時に、400系についても塗装が変更されましたが、シルバー×グリーンの基本的な組み合わせは踏襲されました

 

ところがどっこい、2014年の山形DCに合わせて、奥山清行氏の監修で山形県の県鳥であるオシドリと県花である紅花をモチーフにしたエクステリアデザインへ生まれ変わりました

山形新幹線=シルバーの図式が大きく崩れ去るデザインであったことから、賛否両論が渦巻きましたが、今回E8系への全面置き換えを前に、銀色の「つばさ」が復活を遂げることになりました

 

JR東日本によると、今回の塗装変更で山形新幹線の魅力を改めて全国へ発信し、同路線の利用促進に繋げたい狙いがあるようです

さてさて、以前管理人が大宮駅で撮影したE3系の写真を紹介して、結びに代えたいと思います

 

▲大宮駅に停車中のE3系2000番台旧塗装

400系置き換え用として、2007年より営業運行を開始しました

 

▲車体側面のロゴマーク

羽を広げた様子をモチーフにしたデザインは「つばさ」のシンボルでした

 

▲やはり「つばさ」にはシルバーがよく似合いますね

 

▲旧塗装から新塗装へ移行する過渡期には、大宮駅でこのような光景も見ることもできました