「父ちゃん、糸魚川あたりは列車から海を眺められるのかえ?」


「眺められる区間もあるけど山が海岸線まで迫っているところだし、かつて国鉄が北陸本線の複線電化工事で風雪を防ぐために内陸寄りにトンネルを掘って線路を移設しているから国道8号線のように延々と海岸に沿っているわけではないなぁ」


「実は職場の人の娘さんが上越市に嫁いでいるから遊びに行った時に列車に乗って海が見える車窓を楽しんでみたいから旦那さんに訊いてみてくれって言うんだよう」


「上越からだったら越乃Shu*Kuraで柏崎方面へ行くのを薦めてみたらどうだ?


「それは母ちゃんも話したよ」














 そんな会話を出勤前にしていたら鉄道には興味のない母ちゃんがスマホで全国の観光列車を検索し始めました。

「父ちゃん、ほらほらこんな列車があるよう♪」


「わかったわかった•••もう仕事に行く時間だからまた今度きいてあげよう」


「なんだえ?この何十万円もする列車は•••JR東日本四季島ってのは高いねえ•••」


「他にもJR九州ななつ星なんてのは百万円くらいするみたいだぞ。まあ行程の途中で宿泊する高級ホテルなんかもセットみたいだけどな。じゃあ仕事に行ってくるからな」


「宝くじみたいに一口300円くらいで抽選券みたいなのを販売してペアで1組ご招待っていう企画を年に2回くらいやってくれればいいのにと思うよう❗️」


「それじゃ利益にならないんじゃないか?」


「いやいや、そんなことはないよう❗️きっとたくさんの人たちが抽選券を何口も買うから莫大な利益が見込めるはずだよう♪」


「それも一理あるか•••」


「父ちゃん、いっちょJR各社に提案してきな❗️」

と、言うのが母ちゃんの提案です。この記事をご覧になったJR関係者の方がいらっしゃったらぜひご検討のほどをしてやってください。