出場券 松本駅~2 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昨日のエントリに引き続き、昭和61年1月に篠ノ井線松本駅で発行されました「出場券」です。

 

 

この券には昨日のエントリでご紹介いたしました券のように、松本駅の記載の左側に「○改」の記号の記載がありません。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

券番が4ケタとなりますので、この出場券は新潟印刷では無く民間外注印刷で調製された券と考えられます。

 

硬券の「出場券」は、東京印刷調製の券が首都圏地区の幾つかの駅に設備されていたようですが、これ以外ですと今回ご紹介いたしました松本駅など、名古屋印刷調製のの豊橋駅や名古屋駅など、同様の目的と推察される札幌印刷調製の「精算済の証」、拙ブログの2017年10月26日のエントリでご紹介いたしました、広島印刷調製と推察される「精算済証 岡山駅」の例ぐらいしか見た事が無く、殆どの駅では硬券の「出場券」を設備せずに、精算の際に発行されるレシートや、便宜的に作成したゴム印押しの「出場券」等で改札口を出場させていたものと考えられ、後に合理化で改札とは独立した精算窓口が廃止され、精算は改札口で直接取り扱うようになって、イベント開催等の多客時を除きますと通常時に「出場券」を発行する駅は激減したものと思われます。