エクセルで、鉄道模型用の時計を作ってみました。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 エクセルVBAでプログラムを書いて、鉄道模型用の時計を作ってみました。

 

※エクセルVBAは、エクセル専用のプログラミング言語です。

 興味のある方は、「エクセルVBA」で検索すると、沢山のサイトが見つかると思います。

 

 私のレイアウトは、ダイヤ運転を行っています。

 これまでは、順を追って列車を動かすだけで精一杯でしたが、もっと楽しむために、鉄道模型用の時計を作ってみました。

駅で交換中の蒸気列車

 鉄道模型用の時計は、Fast Clock と呼ばれ、設定した倍率により、実際の時計より速い “スケールタイム” を表示するものです。

 

 作った時計の動画です。私のレイアウトには、4~6倍の速度がマッチすると思っていますが、この動画では、20倍速で時を刻んでいます。

 スケールタイムの考え方については詳しく述べませんが、レイアウトの規模に合わせた倍率のFast Clockで、運転を楽しんでおられる方もいらっしゃると思います。

 

 Fast Clockは、DCCコントローラーに装備されたものや、ダウンロードできるアプリ(fast clock model railroadで検索)もあります。

 

 しかし、私のコントローラー(MRCのplodigy express2)には装備されておらず、アプリは、倍率がいくつかに限られるようなので、自分で作ってみた次第です。

 

 私の時計の特徴は、以下の2点です。

 

①国鉄のダイヤに合わせ、15秒単位の表示にしたこと

 

②プログラムの一部を書き直すことで、自由に倍率を決められること

 

 ただし、以下の欠点があります。

 

 時計は、ある時刻から60秒経過したのと同時に、分も進みますが、私のプログラムは、「設定した倍速で60秒経過した後に、分を加算し、その後、秒のカウントを再開しなさい。」という命令になっており、タイムラグが生じています。

 これは、体感できるタイムラグではないですし、見た目は気になりませんが、厳密に言えば、ここが欠点です。

灰落とし中のc58

 

 時計を作った後の楽しみは、ダイヤ編成です。現在、以下の課題に取り組んでいます。

 

①実際に列車を動かしながら、川正線にマッチする時間の倍率を考える。

 

②駅間の距離を決定する。

 例えば、A駅とB駅の間は、スケールタイムで12分かかるのでエンドレス2周、B駅とC駅の間は18分なのでエンドレス3周、といった具合です。

 

③転向や機回しなどに要する列車の折り返し時間は、どのくらいに設定したら良いのかを考える。

 

 この作業、大変ではありますが、楽しくもあります。本格的なダイヤができたら、また報告しますね。

機回し中の8620

 さて、この時計、みなさんにも試していただきたいと思っているのですが、簡単に使える形でエクセルをwebに公開するのは難しそうです。

 もし、興味のある方がいらっしゃいましたら、少しお待ちください。ちょっと考えてみます。

 それから、もっと便利な Fast Clock をご存じの方は、ご教示いただければ嬉しゅうございます。

 本日も、ご訪問ありがとうございました。