JR西日本下関総合車両所で保管され、1月20日時点で車内作業などの動きが見られた旧型国電クモハ11117。1週間後の27日午前に再び現地を訪れてみると、同車は健在で留置場所は変わっていないようでした。

 

 

車両所北側の陸橋から見た1月27日午前時点のクモハ11117(トリミングしています)。20日に開いていたドアは閉められ「作業中」の旗などは確認できませんでした。私の見る限りでは、この位置から動いていないように思います

 

 

ちょっと遠いのですが、全体を見渡すとこのような位置関係になります。右からクモヤ145-1124、クモハ11117、クモハ42001、EF65 1120

 

 

車両所近くの道路から。クモハ11117の隣に写っている解体資材は、貨車ホキ800形のものと思われます(まぎらわしいですね…)。写真奥の色あせた車両はクモヤ145-1102

 

 

JR山陽本線沿いの道路から見たクモハ11117。フェンスに隠れていてはっきりしませんが、一部の窓ガラスが外れているようにも見えます(幡生駅のホームからは確認できるかもしれません…)

 

 

 

クモハ11117の現況がこれまでどおりの保管状態なのか、あるいは解体待ちなのか、外から眺めるだけでは分かりません。同車はこれまでの保管中にも時々留置場所が変わっていたことを考えると、車藉はなくても移動させる必要上の最低限のメンテナンスは行われているはずです。

 

ただ、車体の腐食は進んでいるとみられ、早期に補修をしないと今後維持するのは難しくなってくるように感じます。

 

 

 

追記

2月25日に現地を訪れたところ、車体の解体が始まっていました。