【JR東日本乗りつぶし】津軽線復旧断念か!? | みんみんの「鉄道乗りつぶし」

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昨年5月から始めたこのJR東日本の乗りつぶし。

早いものでこの土日に完乗率87%となりました。

 

このブログで何度もお伝えしてますが、昨年8月の豪雨災害により複数の路線が被災し、運休に至りました。

 

この影響で100%完乗は遠退いたわけですが・・・

 

  やっぱりか!!

昨年の8月の豪雨災害で被災し、長期運休に追い込まれた路線は次の通り(順不同)。

 

ダイヤオレンジ磐越西線

豪雨により橋が流され路線が寸断。現在も「山都駅~喜多方駅間」の上下線で運休中。代行バス有り

復旧時期未定

 

ダイヤオレンジ米坂線

豪雨により橋が流され路線が寸断。現在も「坂町駅~今泉駅間」の上下線で運休中。代行バス有り

復旧時期未定

 

ダイヤオレンジ五能線

豪雨により線路設備等の大きな被害が確認され、「能代駅~弘前駅間」の上下線で運休。代行バス有り

順調に復旧工事が進捗し、復旧区間ごとに順次運転を再開し、昨年12/23全線運転再開

 

ダイヤオレンジ花輪線

豪雨により線路設備等の大きな被害が確認され、「鹿角花輪駅~大館駅間」の上下線で運休。現在鋭意復旧工事中で、今年4~5月頃運転再開予定代行バス有り

 

ダイヤオレンジ津軽線

豪雨により線路設備等の大きな被害が確認され、「蟹田駅~三厩駅間」の上下線で運休。代行バス及びデマンド型乗合タクシーへの振替輸送。

 

この他に「陸羽西線」が現在工事のため全線運休中で24年度運転再開予定です。

 

 

今回お伝えするのは上記5路線のうち「津軽線」です。

どの路線も赤字路線で、仮に巨額投資の上復旧させても、回収の見込みが立たないため、復旧させない方がトクと考えられていましたショボーン

 

しかし「五能線」は地元自治体や住民の協力もあり、また風光明媚な景色を武器にした観光資源もあり、早期に復旧に至りました。

(このブログの読者様から教えてもらったのですが、あの場所にありながら、もともと雪で運休になることは少なく、反面強風で運休となることが多かったそうですので、環境的には他の路線と大差ありません)

 

では同じ青森県に位置する「津軽線」。

この路線は災害前は1日5往復と多くはなく、今後の需要増への糸口を探るべく、2022年7月に蟹田駅~三厩駅から津軽半島の北端・竜飛岬までをカバーするデマンド型乗合タクシー「わんタク」が運行を開始。日中のみの運行、かつ一部便を除いて予約が必要ですが、列車の時間を気にせず観光地への移動が可能となっていたそうです。

右矢印この時点では災害による運休は想定されておらず、廃止に向けての利便性向上策だったのかもしれません。

その直後、蟹田駅~三厩駅間は豪雨災害で運休となり、列車は「1日3往復の代行バス+わんタク」に振り替え。

 

代行バスは他の路線と同様、運休に伴う鉄道代わりのバスなので、利便性に大差ないとして、運休前から整備されたくだんの「わんタク」。これが好評だそうです。

 

そりゃそうですよね。

鉄道代わりとして使える乗合タクシーでありながら、鉄道駅のみならず、自宅や買い物先・観光地までタクシー同様の使い方をオンラインで呼んで使えるわけですから。

しかも災害前に導入した仕組みですので、災害発生後の新たな投資はほとんど発生してません。

 

鉄道代替ということを考えると都心部のタクシーアプリを利用するよりも便利かもしれません。

しかも日本各地でMaaS実現のために実証実験されているものと同様のインフラです。

 

そうなってくるとますますJR東日本の蟹田駅~三厩駅間の存在価値が・・・びっくり

鉄道以上の交通インフラがあるわけですから、住民の中には「津軽線」復旧への熱も冷め、今となってはどうでもいい方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

JR東日本としては、路線を存続させながら利便性を向上させる試みだったはずですが、災害による運休でより一層「わんタク」が使い勝手のいいインフラとなり、どうやらこの区間の廃止に向けた口実で、廃止を検討している模様です。

 

住民からすると利便性が向上しているわけですから、廃止に反対することは無いでしょう。

津軽線を復旧させて「わんタク」が無くなる方が不便ですし。

 

そうなるとこの路線の廃止は、まさに「JR東日本」「地域住民」ともWin-Winとなり、復旧させることの方が無理がありますね。

 

JRの乗りつぶしをしている時、最近廃止になった路線の近くに行くと「もっと早く行っていればよかった」とノスタルジーに浸る時もありますし、津軽線に対しても同様に感じます。

 

しかし、会社の経営層の端くれでもある私は、経営のことを考えると納得してしまいます。

 

鉄道会社が路線を廃止する時、住民から「見捨てられた」という意見も出てきますが、見捨てられたのは鉄道側で、見捨てられたから廃止に追い込まれるのではないでしょうか。

 

JRグループは「国鉄」ではありませんので、当たり前ですが公共性よりも採算性を重視します。

今回の津軽線のスキーム同様、廃止するかもしれないけど他の方法で利便性は維持する・向上させるということも考えていくべきではないでしょうか。

 

みなさんは如何お考えでしょうか?

  

 

 

 

 

 

毎度生意気な話で恐縮でしたてへぺろ

ではではzzz