いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

上野駅モジュール改良工事6(柱の光)

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/01/21/230033


90年代の上野駅の様子はさまざまな動画をYouTubeで見ることができます。アップしていただいている方には本当に感謝です。
地平ホームから次々に発車する夜行列車群の最後の姿や、特急「あさま」「ひたち」の毎時0分同時発車、ブルトレになった「はくつる」、少し時代を経た「スーパーひたち」や「フレッシュひたち」の姿。

13番線などの風景と並んで印象的なのは、16-17番線ホームのオレンジ色のライトアップです。

今作っている上野駅モジュールは概ね90年代の上野駅の姿をイメージしています。時系列のところはわからないことが多いですが、概ね以下のようになっているようです(自信なし)。

●1970年 11-12番線と大連絡橋完成(大宮方の連絡橋)
→これにより、今の特徴的な二階建てホーム構造や大連絡橋から少し下に降りた地平ホーム用の跨線橋の段差などが完成したようです。

●1985年 新幹線上野開業
→19.20番線の廃止。17.5番の荷物ホーム廃止。18番線を17番寄りに移設。
地平ホーム上空において、大連絡橋と公園口がつながり、新幹線コンコースになった(はず)
→今回のオレンジ色ライトアップの太い柱も誕生(実際にライトアップされるのは90年代か)。

(補足写真)

↑ライトアップの投光器は今も17番線の太い梁の上に乗っているようです。

●1987年 JRへ
→翌年から「北斗星」運行開始。これの後くらいに13番線が改修されてカッコよくなったのでは。

●1991年
東北上越新幹線が東京駅まで延伸。

●1992年ごろ
16-17番線の太く丸い柱の上でオレンジ色のライトアップをしている姿をYouTubeで見ることができます。
まだ、このころはライトアップされた柱よりもホームの終端寄りに、元々あったホーム屋根とその白い柱を見ることができます。
その屋根は、新幹線乗り入れ時に作られた3F新幹線コンコース建造物の真下に食い込む位置まで残されていたようです。

●1997年 長野新幹線開業。「あさま」廃止。
→この時期の動画はYouTubeで多く見ることができます。
16-17番線の終端側のホーム屋根はまだ存在を確認することができます。
16-17番線の太い柱の上のオレンジのライトアップは、まだ存在を確認できます。 

●1999-2000年 パンダ橋完成、「カシオペア」運行開始、18番線廃止
→ここで、上野駅地平ホームの終端側は完全に覆われます。中央改札口を入ったあたりの上空に巨大なパンダ橋が横たわり、3Fの入谷改札ともつながり、パンダ橋口を名乗ります。
おそらくこのタイミングで、15-17番線の終端が大宮側に移動してホームが短くなる(現在も地面に跡が残っている)。
18番線は埋められ、通路となる。
16-17番線の終端側に残っていた屋根は完全に撤去され、その付近の太い柱の間にアーチ状の構造物が作られたと思われます。その下には特急専用改札口が作られ、ホームの床にもタイル貼りデザインが施されたようです。

寝台特急カシオペア」の運行開始にあわせて、13番線に「五ツ星広場」が作れられました。18番線側にもカシオペアモックアップが設置されました。

●2001年
石川啄木の歌碑が3Fから、1F地平ホームの15番線終端側に移設される。 

(補足写真)

↑現在、12番の列車の先端の位置では、地平ホーム上空の構造物の色が違っています。新幹線を機に作られたと思われる部分と、その後のパンダ橋口の境目だと思われます。

●2010年ごろ
13.5番線の荷物ホームのヘッドマークイラストですが、2010年の北陸廃止時のYouTube動画には存在を確認できます。このイラストについては、カシオペアの絵もあることから99年のカシオペア運行開始に合わせて描かれたのかも知れません。

●2012年
能登」が実質的に廃止。 

●2013年ごろ
この年に運転された復活あさま号の写真には、アーチ構造物とオレンジライトアップが共存しています。この後のどこかのタイミングでライトアップは無くなったのだと思います。

●2015年
上野東京ラインが開業し、上野駅の役割が大きく変化します。16-17番線の特急専用改札や13番線の五つ星広場も廃止されたようです。
この年に「あけぼの」や臨時を含む「北斗星」が廃止されます。

●2016年
定期的な運行としての「カシオペア」が廃止されます。

●2017年
「四季島」が運行開始。13.5番線の荷物ホームが改修され、専用ホームに生まれ変わります。



これを踏まえて今回の上野駅モジュールを見てみると・・・
16-17番線はアーチあり(2000-)、オレンジ色ライトアップあり(1992-?)、床のタイル装飾あり(2000-)、特急改札は無し(-2000、2015-)、18番線は存命(-1999)、15-17番線ホームは短縮後かつ石川啄木歌碑あり(2000-)、柱の色はクリーム×緑濃淡が残るなどの点では90年代になります。ですが、18番線大宮方には新幹線工事中の看板があります。
なんとなくJR時代をイメージしつつ、10系雑客などが入っても違和感を少な目にするように考えましたが、JR時代だけでもこんなに変化があるとは・・・


いずれにしても、16-18番線の終端部分はパンダ橋がなかった頃は青空が真上にあったはずです。
どんなふうになっていたのか、、、。あんなにカメラを抱えて一日中いた場所なのに、全く思い出せません。



面倒な配線工事の写真を撮り忘れたのでいきなり完成形です。
オレンジのLEDを裸で配置しただけです。本物は上の写真の通り、17番線側の太い梁の上から投光しているようです。







柱の上部は作ってませんが、モジュールの見どころが増えました。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/02/07/083733

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