広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

10月の線路際の植物

2023-01-24 22:42:46 | 動物・植物
JR東日本パスで静岡市へ(前回の記事)。
10月中旬だというのに、何か所かで見かけた花のこと。
JR清水駅前から線路沿いに続く、「清水駅前銀座」アーケードの末端にある防災倉庫(物置)。
背後が東海道本線
物置の屋根は、びっしり・こんもりと緑の葉と赤紫の花で覆われている。物置の隣の建物にも続いている。根本は線路際の地面にあるのか。

アサガオ?!
2008年11月に訪れた時も、同じ植物が咲いているのを見かけて驚いた。アサガオが秋に咲いていることと、アサガオが野生化して雑草になっていることに。
葉や花の形状からして、夏の花の代表であり、日本で古くから親しまれる「アサガオ」ではない。
近縁の西洋系のアサガオの1つ、「琉球アサガオ」「オーシャンブルー」「宿根アサガオ」とも呼ばれる、標準和名「ノアサガオ」。「宿根」の名の通り、0℃以下にならなければ越冬できる多年生。
だから、寒冷な秋田では見かけないのか、それともマルバアサガオ、ソライロアサガオなどの一年生の西洋系アサガオといっしょくたにして意識しないのか。
なお、西洋系のアサガオは全般に、昼過ぎまでしおれずに咲き、秋になっても咲き続ける(=寒さというか冷涼な気候に比較的強い)傾向があるようだ。

東海道本線を渡って少し歩いて、巴川橋りょう。東海道本線にはこんな濃い緑色のトラスの橋が多いような。
甲府から乗ってきた特急「ふじかわ」が折り返して再び甲府へ向かう
その線路際にも、ノアサガオ。
分かりにくいが、奥のほうなど葉の中にある線状の赤いものは、オシロイバナのつぼみと咲き終わった花殻のようだ。オシロイバナは夕方に開花する。
秋田では、オシロイバナは小学校や民家の花壇でたまに見る程度。野生化したものは見たことがない。オシロイバナも暖地では越冬できるようだ。


写真は撮れなかったが、JRの線路を覆うようにノアサガオが茂って咲いているのも、2か所で見かけた。
1つは引き込み線のような列車があまり通らなそうな所。もう1つは富士駅構内を出るか出ないかの身延線の、たぶん本線だったように見えたのだが。
アサガオのツルの細さならば、線路と、下のバラスト(砕石)のすき間は通り抜けられる。列車に踏まれて切れても、すぐに脇芽を伸ばして、線路を覆ってしまう、という流れだろう。JR東海は線路管理に厳しそうだけど、その程度なら放っておくのか。

10月の朝顔
秋の線路際の植物といえば、ススキにセイタカアワダチソウといった印象だけど、場所によってはアサガオもあるのだった。そういえば、今回の旅行先では、線路際のススキは見かけた記憶がない。秋田では繁茂して(10月の泉外旭川駅)いるのに。

旅行記はこまごまと続く

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しずてつストア・MV東海 | トップ | 金ポスト/生き瓶@清水 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿