JR仕様のシキ1000が再販 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(人気の特大輸送車が再販)

 

TOMIXの「TEC STATION」では直販限定品として,既存の製品の塗り替え・表記がえの製品が時折登場しますが,その中で,JR貨物時代のシキ1000が再販されることになりました.1/25 12:00受注開始です.

 

 

筆者は持っていますが,直販限定品としては比較的早めに品切れとなったために気になっていた方も多いのではと思います.製造された3両全ての表示がなされており,通常品の国鉄・日本通運時代よりも使いやすいのではないでしょうか.積荷の変圧器も付属しています.これに「ヨ8000」を繋げれば即席で迫力ある編成が組めるのも魅力的です.

 

1/25 20:00ごろ 追記:

 

1/25 19:00現在,この製品の在庫はあります.なお,シキ1000型は2022年に廃車・解体されたようです.

 

 

そのように人気がある大物車での特大輸送ですが,この度,鉄道雑誌による「特大輸送」および,メーカーから製造された車両を貨物として,鉄道路線を使用して納入する「甲種輸送」の情報の提供がなされなくなると発表されています.そもそも論として,特定の貨物の輸送の情報がこれまで荷主・運送業者以外の部外者に公開されていたことが例外的なことといえ,むしろ情報をこれまで公式に提供していただきましてありがとうございました,というべきです.しかし,SNSなどが発達した現在となってはこのような特殊輸送や非営業列車の運転情報を得ること,撮影すること(それが正しいかどうかは別として)は容易です.とはいえ,甲種輸送や非営業列車が運転される時間帯は通常の列車の運行の都合でパターンが限られており,そのスピードは通常の列車より遅いです.特に首都圏では,情報の精度が粗くても目撃・撮影できる場合もあります.おそらく,公式情報が提供されなくなっても撮影地やホームの片隅にカメラマンが集まる状態は解消されないでしょう.

昨今の鉄道撮影においては過熱ぶりが大きく報道されており,中には犯罪行為もありました.鉄道関連の輸送ではない活動がより持続して市民権を得られ続けるかどうか,筆者としても良く考える必要がありそうです.