東京都区部の登山鉄道 あすかパークレール | 国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

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国立公園内を走る鉄道の紹介と風景の発見
車窓から眺めて「これはいい」と感じた風景の散策記

[ 国立公園鉄道の探索 ]

東京都区部の登山鉄道 あすかパークレール

 

 

東京都北区の飛鳥山公園に設置されている

「あすかパークレール」は、「飛鳥山公園モノレール」

と公称されていますが、

法律上は「斜行エレベーター」と扱われているようです。

 

そのため、正式には鉄道路線ではないのですが、

起点は「飛鳥山公園入口駅」、終点は「飛鳥山山頂駅」

となっており

登山鉄道的な様相も呈しています。

 

標高差17.4m、レール延長48m、傾斜角24度

の「あすかパークレール」は

短い距離ながら急角度で登って行き、

さながら登山電車に乗っているような気分も味わえます。

 

そこで今回は敢えて「東京都区部の登山鉄道」と呼ばせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

起点の公園入口駅は、JR京浜東北線王子駅のすぐ側にあります。

あすかパークレールは無料で利用できます。

運転時間は午前10時から午後4時までとなります。

年末年始や保守点検作業時は運休されます。

 

 

山頂駅から「アスカルゴ」と呼ばれる車体が降りてきました。

 

 

 

この線路、やはりモノレールと呼ばれるだけのことはあります。

 

 

 

山頂駅に向かってスタートしました。

背後に見えているのは王子駅付近を通過する

東北線幹線と湘南新宿ラインの電車です。

 

 

急角度の斜面から後方を望みます。

 

 

 

あすかパークレールの北側車窓には、

石神井川が山の手の台地を切って低地へ流れ出す直前に形成された

渓谷地帯にある音無川親水公園を見渡せます。

 

 

 

 

 

山頂駅が近づいてきました。

 

 

「アスカルゴ」の車内には前方と後方に3個づつ6席の座席が設置されています。

 

 

 

山頂駅に到着しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都電荒川線の電車も石神井川が刻んだ渓谷地帯の急坂を行き来します。

 

 

 

 

 

 

「あすかパークレール」の公園入口駅から山頂駅に至る所用時間は2分。

それでもやはり「登山電車」と呼びたくなる風貌ですね。

僅かの間ですが、非日常的気分にひたることが出来ました。

 

 

 

市街地の中の緑地帯・飛鳥山には「鉄道好き」を喜ばせるものも保存されています。

これからそれを見に行きたいと思います。