通勤型気動車 キハ35系 首都圏色 | みぃちゃんず(鉄道部)

みぃちゃんず(鉄道部)

ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

キハ35系は関西本線の湊町-奈良間をはじめ通勤輸送用として1961年に登場したディーゼルカーです。

大都市圏だけでなく各地に散らばり北は東北から南は九州四国まで活躍しました。

 

関西本線の湊町~奈良間はその後程なくして電化されてしまいキハ35系の活躍した期間は短かったのですが、通勤型気動車が長編成で走るような路線は電化したほうが効率的というわけで。

亀山から新潟に飛ばされた1両(55)は磐越西線の運用に入り会津若松まで入っていたとのことですが、耐寒装備のないキハ35では真冬は辛かっただろうなと思います、当時の国鉄のサービスって・・・

元々新潟地区にはキハ35系の500番台も居たわけですがこちらは一応耐寒装備だったのですが。

そう言えば高岡にもキハ30が居ましたっけ、JR化後も在籍して水色ピンクから新高岡色まで活躍していました。

案外寒冷地でも3扉車が稼働していたんですね。

 

さて、模型のほうでは・・・

TOMIXのキハ35首都圏色です。品番:98112

手に取って3分ぐらい考えて買ってしまいました。

昨日(1月20日)に発売されたんですね。

2両で税込み11,660円、高くなったものですね。

割引で買っても9,328円です。

 

こちらは以前に買ったキハ35一般色です。品番:98099

TOMIX45周年の目玉として発売されたものです。

わざわざ0番台を名乗っているので500番台にも期待です。

こちらも2両で税込み11,660円です。

なんとなく色のイメージが違うなーと思い触るの躊躇していました。

製品の出来としては問題ないのですがね。

塗装って経年劣化や使用する塗料によって実車でも違ってくるわけですから一概に違うとは言えないんで、実車を初めて見た時のイメージもあるでしょうし。

 

実は一般色の発売から首都圏色に至る間にしれっと金型を修正されています。

正面向かって右窓に右に通風孔のモールドが無かったのですが、今回の製品から追加されています。

一般色が発売された時にツッコミ入れてた人が結構いましたが。

別に不具合と案内があった訳ではないので製品の仕様なんでしょうけれど、模型として楽しむ分には問題ありません。(と私は思いながらも物足りなさを感じています)惜しいな、とは思いましたが。

ヘッドライトは首都圏色には多かった2灯のシールドビームです。

 

キハ35一般色(M)/首都圏色(M)です。

側面は同じに見えます。

 

反対側から。昔のと違ってよくできています。

 

動力装置は見たところ同じです。

 

では、キハ35(T)と今回の目玉のキハ36(T)はどうでしょうか。

トイレ側床下の水タンクの有無、キハ36にはありません。

トイレ側の窓はドア間の窓と同じタイプです。

 

反対側もトイレ側の窓が違いますね。

トイレのあるなし・・・

 

トイレのあるなし。窓のあるほうがキハ36です。

貫通扉にはどちらもガラスは入っています。

 

T車の床下は、タンクの有無が違うだけです。

ライトON/OFFスイッチは今時標準装備ですね。

 

付属品です。

前面サボは一般色(左)と首都圏色(右)で違うものが入っています。

<一般色は12種類が2枚>

☆西日本

湊町/奈良/亀山/湊町-奈良/奈良-京都/亀山-奈良/名古屋

☆東日本

大宮/川越/高麗川/千葉

☆その他

普通

<首都圏色は6種類×2が2枚>

☆東日本

川越/木更津-上総亀山

☆西日本

奈良-京都/木津-長尾/五条-和歌山市

※首都圏色になって、和歌山線が登場!

☆その他

普通

 

キハ35で使用した行先を全部入れたら凄いことになりますね( ´∀` )

なので代表的なところで妥当かと。

 

その他付属品です。

無線アンテナ取り付け治具と、前面補強板です。

無線アンテナはキハ36には使用しません。

(JRに引き継がれなかったので)

前面補強板はお好みでですかね。こだわる方は車番を確認の上で。

 

ジャンパケーブルと無線アンテナ。

ジャンパケーブルは取り付けがし易いように取っ手が付いています。

ジャンパケーブルを取り付けると連結に支障があるとのことです。

 

幌とカプラーチェーンです。カプラーチェーンはリアルですね。

 

あとはインレタシートと取り扱い説明書、アンケートなどです。

首都圏色はJRマークと半自動扉スイッチが入っています。

(JRマークもキハ36には使いませんが)

勿論、車番と所属標記が入るのも最近のフォーマットです。

 

さて、TOMIXのキハ35首都圏色を中心に見てみました。

これで国鉄末期の国鉄色+首都圏色の混結4両編成が再現できます。

キハ36は実車も両数がキハ35よりも少なかったので割合的には4両のうち1両ぐらいでもいいかなと思います。

編成的には整った編成もいいですが、国鉄末期の凸凹な編成も楽しいかと思います。

 

TOMIXのことなので、そのうちカラーバリエーション出してくるんだろうな。

案外カラバリも多く、私鉄にも譲渡されているので。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

<オマケ>

参宮線の鳥羽行きキハ35系3両編成。先頭はキハ30でした。