昨夏に投稿していますが、中間車モハ115-1000番台から先頭車化改造されたクモハ115-1600番台を再現するための前頭部3Dパーツをオークションで見掛けて、これは面白そうと安直に落札・入手していました。

 

加工着手に先立ち、実車の改造形状を把握するために、ウイキペディア「国鉄115系電車」の「JR西日本の各種改造」等の項目と、ネット上で見られる実車写真を参考にして、簡単に整理してみると、写真の手持ち車両(KATO製のモハ115-1000番台)を改造ベースにした場合には、改造にかなり手間が掛かることが判明しました。

 

岡山地区でD編成(D28~D31)として運用されおり、2004年に4両がモハ115-1000番台から改造されました。体質改善30N工事が同時に施され、外観では屋根上のベンチレーターが撤去され、側面の行先方向幕は埋められ、扉の半自動ドアボタンを各扉の左側に設置、更に全ての戸袋窓は扉側を少し埋めて小型化されています。外部塗装色は当初の京阪神更新色が、2009年から実施された単色化で2012年4月迄に濃黄色(末期色)に変更されています。

 [ モハ115-6553・1059・1063・1111 → クモハ115-1653・1659・1663・1711 ]

 

加工イメージをベース車両の写真をトリミングした姿でご覧ください。

上側がモハ115-1000番台の原形、下側がクモハ115-1600番台に改造後のイメージ。

 

上側がモハ115-1000番台の原形、下側がクモハ115-1600番台に改造後のイメージ。

 

次に外部塗装色のイメージです。

上側が当初の京阪神更新色(ROUND HOUSE ブランドの岡山更新色タイプのクモハ115-1000番台を写真でトリミング)、下側が現行の濃黄色(中国地域色:後日発売されたクモハ115-300番台を写真でトリミング)です。

 

GM製品ならばズバリ30N体質改善車の岡山D編成の更新色(品番30812/30813),中国地域色(品番30770/30771),無塗装のボディキット(品番18509)と揃っており、クモハ115-1000番台の前頭部だけ切り継げば良いのですが、3両セットで購入せねばならず品薄のようでもあり、さてどうしたものでしょうか。

 

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