皆さん こんにちは。 1987年の九州の途中ですが、ここで 2016年に九州鉄道博物館を訪れた時に激写した クハネ581の車内の模様です。

 

元祖電車寝台特急 月光号のヘッドマークをつけています。月光号は、581系が初めて投入された寝台特急で 東海道新幹線に接続して 新大阪ー博多間に運転されていました。 南福岡に配置されて 博多から夜行の月光として新大阪に。新大阪到着後は、昼行の特急みどりとして 大分に。大分では1泊して次の日のみどりで新大阪に。 新大阪到着後は その日の夜の月光で博多へ戻る工程でした。

 

昼行時のボックシート形状の座席。座席間隔も横幅もゆったりのシートでした。

 

下段を寝台状ににセットした状態も再現されていました。 座面と背もたれの下部をスライドさせて寝台にしていました。中段寝台が背もたれの上部まで降りてきていたので 頭上はかなり窮屈でしたが 窓際には、余裕があってかなり快適な下段寝台でした。

 

ボックスシートの上だけに  折り畳まれた上段寝台が残されています。 

 

 

近郊型に改造されたデッキ部分。

ロングシート部分と上段下降下段上昇式に改装された窓。

 

折り戸の乗降扉。 特急時代と同じ幅。 乗降の多い普通列車では、狭すぎますね。

 

715系時代は 使用できなかったはずの トイレ。寝台特急時代1両に2ヶ所ありました。 向かい側の洗面台も2ヶ所ありましたが 仕切りは撤去されて 洗面台部分はカバーされていてました。

 

側面の表記も 月光号。 星2個は、電車B寝台3段式のマーク。

 

上段と中段寝台に寝るときは、この小窓が 夜の車窓を楽しむ唯一の手段でした。

 

御覧頂きましてありがとうございました。