十和田号は、常磐線経由で上野~青森間を結んだ12系(14系)の臨時夜行急行列車であった。昭和57年秋までは20系寝台車編成を含む3往復運転、戦前は201・202列車を名乗り、進駐軍のアメリカ人が編成中の豪華寝台車に乗ってた時代も。

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 画像は、昭和60年に臨時列車1往復化されて運転日数が極端に少なくなり、定期列車時代の1本と同様に12系を使用した晩年の姿。ご覧のように車掌室窓の小さな、スハフ12の後期型が多様された。

機関車は、水戸~上野間で連日のように虹釜EF81-95号機がけん引を担当してる場合もあるが、1989年ごろから北斗星仕様のEF81「星釜」や、星のない貨物機が先頭に立つことも多かった。編成は、12系または14系座席車の6~9連、長いときには客車ゆうづる号などと同様に長大12両編成で運転。

 国鉄時代~JR初期の、常磐線の出世列車の1つだったと言ってもよかろう。残念ながら、ゆうづる号が臨時列車化された1994年以降、十和田号も全く運転されることが無くなっている。


  撮影1991年1月5日 北松戸

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