鶴見線を走行中の73系の車内を撮りました。

スタンションポール、三段窓、そして木製の床など、これぞ73系の原風景です!

鉄道博物館の旧型客車や旧型国電に物足り無さを感じるのは、木製の床から防腐剤(クレオソート)と重油の匂いが漂わないからです。


(2022.5.7 鉄道博物館 クモハ40074)

おそらく最後に匂いを嗅げたのは、福井鉄道の120形や140形だったと思います。

(福井鉄道武生新駅 クハ122車内)


(福井鉄道 神明駅構内 140形141編成)

かつて、私が入社したての頃の某私鉄には半鋼製電車が残っていました。

また、自社の路線バスにも板張りが健在で、営業所勤務が長い歳下の同僚が「床をモップで防腐剤をゴリゴリと塗っていた」と語っていたのを思い出します。