DE10-1076号機 / 雪晴れの広島を行く
12月24日の朝、雪晴れとなった広島を、 DE10の単機回送がありました。
鉄道よりも、先に雪景色を撮影していて、突然現れたDE10-1076号機です。
踏切の警報器が鳴り始めたのが聞こえて、何が来るのかな?とその先を見ていたら、電球色のヘッドライトが光っていて。
線路の前が開けている場所へ移動してからの撮影です。
なので、接近して来る写真はありませんが、建物に隠れて見えなくなるまでを、連写してみました。
ここじゃないと間に合わない••••••••という、妥協地点での撮影でしたが、広島に積もった雪らしさは撮れたので、これはこれで良かったのかも知れません。
DE10の全長は14m150cmと小柄なので、この狭い隙間から何にも遮蔽されずに、真横の全身が撮れました。
まぁ足元は植物に隠されていますけど。
雪が積もるとどんな写真でも、そのまま絵になる魔法に、かなり助けられていることも事実です。
回送ダイヤを知っていてではないので、レール輸送や回送機関車には、いつも突然出合います。
なので、きっと雪が積もっていなくても、現れるのはタイミング次第だから、きっと同じように連写するんですけどね。
それでも白い大地と青い空、その中を行く朱色の機関車は、少し嬉しい出会いでした。
福島県にある、JR東日本 郡山総合車両センター郡山派出構内で、去る1月10日にDE10形ディーゼル機関車撮影会が催されています。
DE10を5機並べての撮影会で県内や首都圏から参加者があったそうですが、一昔前にはどこにでもいた機関車も今や貴重な絶滅危惧機。
1966(昭和41)年に誕生し1978(昭和53)年までに708機が造られ、日本全国で貨物列車や全盛期には客車列車も牽引し活躍しました。
千葉県いすみ市にある、丘の上の鉄道ミュージアム・ポッポの丘では、1月7日に「いすみ星空ナイトトレイン 出発進行~寝台列車の撮影・体験~」も催されました。
こちらでは保存展示中のDE10-30号機 + 24系客車をライトアップし、寝台特急の出発を再現されたようです。
そんな貴重種となったDE10ですが、今日の写真の1076号機はJR西日本の所有機で、下関へ向けての回送でした。
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