先日の大井川鐡道を訪れた際、新金谷構内に休車扱いになっているボロボロの合造車はオハニ36 7号車を久しぶりに見かけました。このオハニ36形式は車内半分が荷室と客室になっており、外目からも荷室にはガラス内側に鉄棒が縦にあるのが解ります。荷室のドアは広めなのも編成に変化を与えてくれる存在ですね。

 

 製造経緯は特急用座席荷物合造車として製造されたとか。一つの車両を異なる用途に分けて製造する発想はちょい昔には特急や急行列車に食堂車と客車のハーフ&ハーフと言うのもありましたので、その類のようにも・・。現車は日本ナショナルトラストが所有し、車籍は大井川鐡道にあるようです。ともあれ貴重な資料的な車両ですね。尚、同じ形式はJR東日本も1両あります。

 

 現状は一部ガラス窓にバッテンがされ、車体側面は下地の錆止めでしょうか!?かなり痛んでいますね。過去に車内を見た方によりますと古めかしい姿は藁で覆われた荷物らしきものもあったそうな・・。資金集めも大変そうですが、復活させて欲しいです。そんなオハニ36 7号車から。