急坂をぐーーんと登って"火の山峠"にやって来ました。
なんとなく地図を見てる時に「なぁここ行ってなくね?」と気付いて駆け込み立ち寄り。
島の東側にある展望台なので、広がるのは海・海・海。
海が…荒れている……っ‼︎
日本全国にありがちな"メガネのように見える岩"として、この名前が付けられましたが、いつぞやの台風で片目が崩落していまいました。
現状を言うなれば""眼帯岩""でしょうかね。
そして西からの風がビュービューに吹き付けています。
なんてこったい。
海も荒れに荒れていやがる。
そんな海の様子をお裾分け。
心配ありません。
こんな事も想定している三宅島さんは、島内に港を3ヶ所も用意してくれているのです。
西からの風が強い時は、その影響を受けづらい東側の港を使います。
なので帰りはコチラ"三池港"から橘丸に乗船。
先程の"メガネ岩"からレンタカー屋さんを経由して、また東側に戻ってきたので実質1周したようなもの。
この2日間で島5周くらい余裕でしていそう。
13時半頃、黄色い船体の橘丸がやって来ました。
船の黄色が海の青にめちゃくちゃ映えている!
と、隣にいた釣り人の兄ちゃんが仲間内で盛り上がっていました。
外洋に出たら先程の風を受け、船がとてつもなく揺れるだろうと危惧したので、ここで酔い止めを服用。
これでもうだいじょうぶ。
いよいよ出港の時刻。
1泊2日を過ごした三宅島ともお別れ。
なにやら隣では地元の子供達が紙テープを使った"THEお別れ"を催していました。
「これ映画とかで見るやつや〜〜〜!」とテンションが上がって写真をパシャリ。
会話を聞く限り、どうやら小中学生のサッカー教室をしていた先生とのお別れらしい。
第三者でも感動的だと思うんだから当事者はさぞかし寂しいだろうやぁと勝手に思ったり。。。
出港後しばらく甲板に出てみるも、あまりの強風に耐えられませんでした。
この分ではサンセットも期待できそうになく、特別お腹が空いているわけでもない。
なので昼寝という選択肢をとることに。
東京竹芝までは6時間弱。
昼寝には充分すぎるほどの時間。
しかし「目が覚めたら東京湾の汚い海」という点だけには目を瞑らないといけません。
起きたら船は東京湾内。
いつの間には空は晴れ、月が輝いています。
あとは自分の寝台(雑魚寝カーペット席)でゆったりと。
いつしかレインボーブリッジを見に行くこともなくなったなぁ。
定刻通り竹芝に着くと、釣り具を抱えたおじさん達が港区の街に解き放たれます。
我々は大江戸線の大門駅まで歩き、