2022-12-04 三宅アイランド2-2 | シーラカンスと僕

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ちょっと空いた時間に読むブログを目指し、ちょっと空いた時間に更新します。



しれっと年を越して、三宅アイランドも遂に最終回です。


前回の御蔵島から期間を空けたのが吉と出て、より一層楽しめました。






現在時刻は10:30。
レンタカーの返却期限まであと1時間半。



急坂をぐーーんと登って"火の山峠"にやって来ました。



なんとなく地図を見てる時に「なぁここ行ってなくね?」と気付いて駆け込み立ち寄り。








島の東側にある展望台なので、広がるのは海・海・海。



神津島も式根島も見えないけれど、
観光客すら滅多に立ち寄らなさそうな場所にあるため非常にひっそりとしています。


ここも確かいつぞやの噴火で出来たスポット。

もはや「だろうな」という感想しかない。


自然や地球の力強さを感じたい時は是非三宅島へ!!!








30分くらい展望台でのんびりとした後、外周道路へと下ります。





海が…荒れている……っ‼︎




反時計回りに島を半周し、やって来たのは"メガネ岩"。

最後の最後で「海見ようぜ」となった次第です。




日本全国にありがちな"メガネのように見える岩"として、この名前が付けられましたが、いつぞやの台風で片目が崩落していまいました。


現状を言うなれば""眼帯岩""でしょうかね。





そして西からの風がビュービューに吹き付けています。



なんてこったい。


海も荒れに荒れていやがる。




そんな海の様子をお裾分け。





前回に続いて「また欠航か?」とほくそ笑んだそこのアナタ。



心配ありません。



こんな事も想定している三宅島さんは、島内に港を3ヶ所も用意してくれているのです。




西からの風が強い時は、その影響を受けづらい東側の港を使います。


なので帰りはコチラ"三池港"から橘丸に乗船。



先程の"メガネ岩"からレンタカー屋さんを経由して、また東側に戻ってきたので実質1周したようなもの。



この2日間で島5周くらい余裕でしていそう。






13時半頃、黄色い船体の橘丸がやって来ました。



船の黄色が海の青にめちゃくちゃ映えている!


と、隣にいた釣り人の兄ちゃんが仲間内で盛り上がっていました。



外洋に出たら先程の風を受け、船がとてつもなく揺れるだろうと危惧したので、ここで酔い止めを服用。



これでもうだいじょうぶ。









いよいよ出港の時刻。


1泊2日を過ごした三宅島ともお別れ。



なにやら隣では地元の子供達が紙テープを使った"THEお別れ"を催していました。


「これ映画とかで見るやつや〜〜〜!」とテンションが上がって写真をパシャリ。



会話を聞く限り、どうやら小中学生のサッカー教室をしていた先生とのお別れらしい。



第三者でも感動的だと思うんだから当事者はさぞかし寂しいだろうやぁと勝手に思ったり。。。









出港後しばらく甲板に出てみるも、あまりの強風に耐えられませんでした。



この分ではサンセットも期待できそうになく、特別お腹が空いているわけでもない。


なので昼寝という選択肢をとることに。



東京竹芝までは6時間弱。


昼寝には充分すぎるほどの時間。



しかし「目が覚めたら東京湾の汚い海」という点だけには目を瞑らないといけません。






起きたら船は東京湾内。



いつの間には空は晴れ、月が輝いています。


あとは自分の寝台(雑魚寝カーペット席)でゆったりと。



いつしかレインボーブリッジを見に行くこともなくなったなぁ。






定刻通り竹芝に着くと、釣り具を抱えたおじさん達が港区の街に解き放たれます。




我々は大江戸線の大門駅まで歩き、




即刻本土メシを胃にぶち込んで帰宅しました。





今年の3月、御蔵島からの船が欠航した事で実現したこの三宅1泊の旅行。

正直ナメていたことを恥じるくらい満足度の高いものとなりました。



やっぱ離島は良いなぁ。







完。