京阪石山発11時08分の列車に乗り、1駅お隣唐橋前駅へ。2両編成の車内はガラガラで、座席も選びたい方でしたが、座ったと思う間もなくわずか2分で到着。ここで下車します。
ちなみに今回利用するのは、『京阪電車 びわ湖1日観光チケット』。これは京阪電鉄の大津線区間(御陵駅~びわ湖浜大津駅、石山寺駅~坂本比叡山口駅)が全線乗り放題になるきっぷで、価格は\700。京阪には他にも京都と大阪を結ぶ京阪線系統の路線もありますが、この旅ではそちら方面へは行かない予定であり、このきっぷを利用して、思う存分大津線区間を楽しもうと思います。
唐橋前という駅名からわかる通り、ここは日本三名橋の1つで、数々の歴史の舞台にもなった瀬田の唐橋の最寄駅。そしてこれから向かう、近江國一宮建部大社の最寄駅にもなっています。
その建部大社までは、距離にしておよそ1㎞ほど。10分も歩けば辿り着けるかと思います。
駅から延びる道を東へ進んでいくと、瀬田の唐橋が見えてきました。
クルマがひっきりなしに走り、旅情も何もあったものではありませんが、それでも橋の上からの景色は美しいものがあります。
そしてここは琵琶湖一周のサイクリング、いわゆる『ビワイチ』の起点と終点にもなっているようです。
1周は193kmとのこと。最近自転車に乗る機会も多い私としては、この『ビワイチ』は瀬戸内海を渡る『しまなみ海道』と並び憧れの存在になっています。最低でもそのどちらかを、来年(2023年)のうちに達成してみたいと考えていますが、果たしてどうなるか・・・ 乞うご期待ですね。
袂に降りて橋も撮影。
いやぁそれにしても美しい! 毎日この風景に接することができる大津市民を、羨ましく思ってしまいます。
橋を渡りさらに歩くこと数分で、無事建部大社に到着。
そうそう、道中こんな面白いものを見つけました。
手書きのUターン禁止の立看板です。禁止というか、1回\1000とあります。誰か見張っていて徴収するのかな? 怖いもの見たさに、ちょっと試してみるのもアリかもしれませんねw
一宮に相応しい立派な鳥居をくぐり、参道を進みます。
そして本殿に参拝し、御朱印をいただきます。これにてミッションコンプリート。さぁ次へと急ごうかと思っていたら、今年にピッタリなものを発見しました。
その名も『頼朝公の出世水』。
今年の大河ドラマは『鎌倉殿の13人』。私も毎週楽しみに見ていましたが、その名前の由来は、『源頼朝が平治の乱に敗れて伊豆国に流される道中、建部大社に立ち寄って源氏の再興を祈願、後に大願成就したこと』によるようです。
私も頼朝公にあやかり、水を一口。これで出世間違いなしですね。
参拝を済ませたところで唐橋前駅へ戻り、やってきた当駅12時20分発の列車で石山寺駅へと向かいます。