(続々)瀬戸内の電車たち 213系マリンライナー | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

213系は0番台および5000番台の2種類が製1987年に製造された2扉両開きの近郊型電車です。

0番台は、瀬戸大橋開業時に快速マリンライナー用として登場し、5000番台は名古屋地区に配置され関西本線名古屋口などで活躍し、現在は飯田線などで活躍中です。

 

さて、今回はJR西日本で今も活躍する213系0番台についてのお話です。

 

213系0番台は瀬戸大橋開業の1年前から快速備讃ライナーとして活躍し、その後マリンライナーとなりました。

現在はマリンライナーからは引退し、岡山近郊で活躍中ですが、5両あったグリーン車は全車廃車となり現存しません。

(スーパーサルーンゆめじ用のクロ212もありましたがこちらも廃車に)

サハ213の11両のうち5両は先頭車化改造され、2両は廃車、1両は改造され、3両編成の中間で残るサハは3両になっています。

また、1編成は観光列車ラ・マル・ド・ボァに改造されて活躍しています。

現在のマリンライナーはJR四国の5000系およびJR西日本の223系5000番台で運用されています。

 

さて、模型のほうですがマイクロエースから発売されていました。

我が家にあるのはグリーン車の無い編成のC6編成+C12編成の6両編成です。

編成は、

・クハ212-6、サハ213-6、クモハ213-6(M付き)の3両と 

・クハ212-8、クハ212-7、クモハ213-7(Mなし)の3両です。

 

背表紙はこんな感じ。最初から貼られている電車シールは整理するのにありがたいのですが、月日が流れて黄ばんでしまいました。

 

クモハ213とクハ212です。211系シリーズに似た顔つきですが微妙に違います。

前面方向幕が横長で小さいサイズです。

また、助手席側の窓の縦方向が拡大されており見晴らしが良くなっています。

左からクハ212、サハ213、クモハ212です。いずれも貫通扉にはガラスが入っています。

クモハの連結面は配管も表現されていていい感じです。

カプラーはオリジナルのアーノルドからTOMIXのTNカプラーに交換しています。

(先頭車は電連付き)

 

左からクモハ213、サハ213、クハ212です。

当時の方向幕は幕でしたが、今は液晶表示になっています。

 

上からクハ212、サハ213、クモハ213の屋根です。

ベンチレータ、クーラーなどは別部品取り付けで表現されています。

クーラーは通勤型などのAU75よりも容量の少ないAU79を搭載しています。

また、パンタグラフはPS24を搭載しています。

(この模型では部品破損のため、TOMIXのPS16に換装しています)

 

 

クハ212の車内です。

213系は全室転換クロスシート装備でロングシートは設定されていません。

模型でもシートカバーを表現されています。

古い製品なのでライト類は電球です。細長い電球が2個並行に設置されているのが面白いです。

ライト類は消灯装置が装備されています。

こちらはクモハ213(M車)の車内です。

動力ユニットの上に背もたれの頭部分だけ表現されていますが、これは窓越しに見た時に非常に効果的です。

もちろんシートカバーも印刷で表現されています。

クモハ(M車)もライト類が点灯するようになっていますが、クハなどの先頭車とライト基盤の取付け方法が違います。

 

参考までに115系3000番台、117系のシートです。

これらの車両は回転クロスシートですが、一部ロングシートのセミクロスシートです。

 

上がクモハ(M車)、下がクハの床下です。

クハのON/OFFスイッチは台車の後ろにありますが、クモハのON/OFFスイッチは台車の右前、TNカプラーの位置にありますのでカプラーの台座で隠れてしまいます。M車のクモハは中間に連結するので常時OFFでも問題はありませんが。

 

所属標記は「岡オカ」その他標記類も印刷済みです。

 

行先方向幕は添付のシールを貼り付けています。

台車はDT50(クモハ)/TR235(クハ・サハ)です。

 

1号車 クハ212-6 C6編成 高松側先頭車

側面の見かけは悪くはないのですが、なんとなく感じる違和感は何でしょうか。

 

2号車 サハ213-6

T中間車なので床下はあっさりしています。

 

3号車 クモハ213-6(M) 岡山側先頭車

動力車です。床下は動力装置がいっぱいいっぱいです。

その分、窓上に動力の出っ張りが無くシートが表現されているのですが、床下機器の表現が残念なことになっています。

 

4号車 クハ212-8

C12編成の高松側先頭車です。

 

5号車 クハ212-7

C12編成はクハが2両入ります。クハ212-7は予備的なクハのようです。

中間に入りますがライト類は点灯します。(消灯スイッチ付き)

 

6号車 クモハ213-10 岡山寄り先頭車

こちらは動力が入っていませんので3両単独編成では走らせて遊ぶことはできません。

 

添付のステッカーです。後ろは取り扱い説明書です。

「快速岡山」「快速高松」の1号車~9号車がそれぞれ3枚ずつ(予備含む)

本セットに含まれていないクロ212のものも含まれています。

前面は「快速」「快速マリンライナー」「マリンライナー」と運番(編成番号)が入っています。

その他付属品は前面のカプラーアダプターです。

 

 

写真は瀬戸大橋開業前の宇野駅での一コマです。

糸崎からやってきた瀬戸大橋遊覧の団体臨時列車です。

たしか1988年1月の撮影だったかと。(記憶が曖昧ですみません)

 

こちらは岡山電車区で105系、115系と並んで待機中の213系です。

2008年3月の撮影です。(電車区敷地外から撮影)

今でもこの場所で撮影できるのでしょうか?

 

最後はサハ改造のクハ212-100番台です。(クハ212-103)

2008年3月 北長瀬駅にて。

改造で付けた運転台は平面になっていますが、オリジナル213系に近いイメージの前面です。

115系みたいな平面改造でなくてよかったですが・・・

 

でも2両になってしまうとマリンライナー時代の貫禄はありませんね。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。