東海道・山陽本線の西端にある幡生操車場(山口県下関市)。下り貨物列車のけん引を終えた直流電気機関車が、次の上り運用に備えて休んでいます。現在はEF210形ばかりですが、2003年頃はEF65一般形、EF66 0番台、まだ旧塗装だったEF200形などが見られました。

 

 

機関車留置線に並ぶEF66形0番台。手前の41号機は元はブルートレインけん引で活躍していましたがJR貨物に譲渡され、この頃は更新色に変わっていました。中央の国鉄色は36号機

 

 

懐かしいEF65一般形も健在でした。写真の88号機はこの2年後に引退しました

 

 

旧塗装時代の試作機EF200-901。新しさをアピールした車体の「INVERTER  HI-TECH  LOCO」が今では懐かしく感じます

 

 

幡生駅寄りに留置された機関車群。手前からEF210形、EF200形、EF65PF形、EF65一般形

 

 

 

あの頃から今年で20年。東海道・山陽本線で大きな勢力を誇ったEF65形やEF66形に代わって、最近はEF210形ばかりになりました。形式が統一されたことで運用効率は格段に上がったと思われますが、ファンとしての見る楽しみはちょっと減ってしまいました。

 

 

上の4枚目の写真と同じ位置に並んだEF210形(昨年12月30日撮影)。300番台や新塗装機が増えてきたため、このように旧塗装機が5両も連なるのは珍しく感じるようになりました(この撮影後、新塗装機も加わったようです…)

 

 

同じく1枚目写真と同じ位置に並ぶEF210形。勢力拡大中の300番台の黄色いラインが後方まで一直線に並ぶ日もあります

 

 

 

2003年頃は、九州への貨物列車のバトンを引き継ぐ交直流機もまだEF81形でした。こちらは一部が鹿児島本線などで現役を続けていますが、後継機が登場して引退が近づいてきました。

 

つい最近だと思っていた2003年の鉄路ですが、当時と今の写真を比べると20年の時の流れを痛感しました。

 

 

 

※姉妹ブログ「歴鉄2番線」では、JR貨物の試験塗装機の話題を書いてみました