2023年3月ダイヤ改正で都営新宿線の昼間の急行が消滅!

急行は減少傾向が続いていて、現在では、平日の10時~15時台の急行はわずか4往復しかないですからね・・・

一時期、馬喰横山~(新線)新宿間を頻繁に利用していた者としても、急行は使い勝手が悪かった!

通常、各駅停車よりも急行のほうが混雑するが(接続する京王線しかり)、都営新宿線の場合はなぜか急行のほうが空いているという珍現象!

なので、消滅は当然の流れでしょう・・・

 

 

都営新宿線の急行の使い悪い理由は、こんな感じ。

 

①通過待ちの駅が急行が停車しない岩本町と瑞江であるため速達効果が薄れる

急行通過駅で待ち合わせしないと、急行を降りてからの待ち時間が発生しますよね。

なので、急行停車駅で乗って急行停車駅で降りる場合でないと、急行の速達効果が薄れてしまう・・・

 

②急行の前後の列車間隔を空けるくらいなら全列車各駅停車のほうが利便性が良い

例えば新線新宿1304発の下りの本八幡行の場合、直前の各駅停車が6分前・直後の各駅停車が3分後・その次の各駅停車が6分後となっている。それなら、全列車5分間隔にしてくれたほうが便利である。なぜなら、急行にピンポイントで間に合えばいいが、急行に間に合わなかった場合は次の列車の待ち時間が長いのである。また、急行の直前の列車に乗って、途中で通過待ちされるより、通過待ちなしで運行してくれたほうが早く着くんですけど・・・

 

③停車駅は都営線乗換駅が優遇(?)されているから使い勝手が悪い

森下~馬喰横山~神保町と都営線の乗換駅を狙ったかのように急行が停車するのは偶然でしょうか?

例えば、コロナ前の2019年の乗降人員で比較すると、森下79,392人に対して、急行が停車しない小川町74,725人・新宿三丁目74,576人とほぼ同じ。

そして、①と重複しますが、これら2駅は特に上りの急行の使い勝手が悪い。上りで本八幡方面から小川町に行く場合、急行待避駅が岩本町なので、その手前の馬喰横山で各駅停車を延々と待つことになるし(例えば10時00分本八幡発の急行の場合7分待ち!)、新宿三丁目も市ヶ谷で4分待ちである。

 

 

以上、急行停車駅で乗って急行停車駅で降りる場合も使い勝手が悪いし、乗車・降車のどちらかが急行通過駅だとさらに使い勝手が悪い急行、それならいっそ、現行の本八幡13時・14時発のように、5分または6分の均等な間隔で全列車各駅停車のほうがありがたいのである(できれば全て5分間隔で1時間当たり12本の運行がもっとありがたい)!