【大井川鐵道(5)】道の駅 奥大井音戯の郷から、小さな小さな井川線へ | ゲイムマンの日本縦断紀行 + ご当地ゲーム制作・配信

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

※過去の旅の中から、このブログにアップしていなかったものを掲載しています。
今回は「日本縦断ゲーセン紀行」第130日目、大井川鐵道(大井川鉄道)・井川線です。
この前日に訪れた大井川鐵道・大井川本線の旅についても、先月このブログにアップしています。

【大井川鐵道(1)】新金谷からSLに乗ろう!

 

 寸又峡温泉(すまたきょうおんせん)('09.12.2)

 

2009年12月2日。朝7時起床。ホテルで食事をとり、チェックアウト。
寒いが、よく晴れている。すがすがしい空気だ。

 


寸又峡温泉入口バス停は、山の小学校のような公民館の前にある。

 

8時40分発のバスに乗る。ツアーのお客さんと同乗。
添乗員さんが説明していたが、奥泉駅から大井川鐵道井川線に乗るらしい。
朝の光を浴びた山々の中を、エンジンブレーキを使い、ゆっくりと慎重にバスは下っていく。

 

 千頭(せんず)

 

9時20分、千頭駅前に到着。

日が当たってるからかもしれないが、こっちは暖かい。

 


今日はまず、駅に隣接するSL資料館に入った。(入館料¥100)

 

まずは入口近くの壁に並ぶ、カラフルなヘッドマーク。間近で見ると、意外と大きいのに驚く。
タブレットとタブレット閉塞器、昭和初期の時刻表、車両銘板。
大井川鐵道の歴代復活SLを紹介するパネル。
引退したC11 312号機のナンバープレート。

 

大井川鐵道の歴史年表と、開通当時や昭和中頃の写真。
ジオラマ。大きなカレンダー。
提携するスイスのブリエンツ・ロートホルン鉄道や、台湾の阿里山森林鐵路のグッズ。
遊園地にあるサイズのミニSL。
2007年に復帰したC56(昨日千頭駅で見た緑の機関車)が、修復され、復活運転されるまでの軌跡が、写真で詳しく解説されていた。

 

『ひるどき日本列島』でここを訪れた、内海桂子さんの書が掲げられていた。
「SLも見捨てられたら只 鉄の屑 生かして走らす二拾年」
私もここの展示を見て、本当に、多くの方々の尽力や支援によって、SLが運行されているんだなあと、強く感じた。

 


続いて、駅の裏手に回り、留置されている車両を見る。
ステンレス車両は、もと岳南鉄道のモハ1100形。
(※2016年に解体された)

 


さびたトロッコ列車のクハ861。
元は名鉄の電車で、1986年から窓をトロッコ列車仕様にし、イベント列車に使用されていたらしい。

 

隣に、クリームと紺のツートンカラーの電車がある。
私は阪神の車両かと思っていたが、どうやら近鉄で1950年代から走っていた、421系という電車らしい。
このほか、無蓋貨車や車掌車、クリームと赤に塗り分けられた、もと西武の351系電車も見られた。

 


今私がいる場所は、「音戯の郷」(おとぎのさと)というミュージアムの駐車場。
開館時刻の午前10時を回ったので、入ってみることにした。

 


「風の散歩道」と名づけられたアプローチの紅葉がきれい。
入館料¥500だが、昨日のホテルにあった割引券を使い、¥450で入る。
シールになっている入館券を上着に貼った。

 

音をテーマにした遊具が数多くある。
聴診器を使って、鳥の鳴き声を聴いたり、オーケストラをパートごとに聴いたり。
動物の絵に照準を合わせてシャッターを押し、その動物の声を聴いたり。

 

壁面に取り付けられた40本ものパイプが鳴って、館全体が大きなオルゴールとなる。
素朴なパイプ式オルゴールの、心地良い音の響。

 

私は時間の都合上、駆け足で回ることになってしまったが、音戯の郷にはほかにも、280インチのスクリーンがあるシアターや、音の出るおもちゃを作れる体験工房もある。

 

道の駅 奥大井音戯の郷

 

 

千頭駅に戻った。いよいよここから、井川線の旅のスタートだ。

 


構内に保存されているSLを撮影。
9600形の49616号機。
隣は電気機関車のE103。
(※49616は後に、きかんしゃトーマスの「ヒロ」に改造された。E103は2016年に解体)

 


これから私が乗る列車は、客車3両編成で、最後尾に、このディーゼル機関車が連結されている。

 


こちらが先頭の客車。
小さい小さいとは聞いていたけど、本当に小さい。
ケーブルカーみたいだ。

 

車内は1+2列のボックスシート。
車掌さんから、乗車証明書をいただいた。
10時40分、列車はゆっくりと動き出した。

 

出発して間もなく、右手に大井川が見える。
次の川根両国駅に、機関車と貨車が留置されていた。

 


この駅を出てすぐ、大井川に架かるつり橋が見える。

 

トンネルをくぐる。トンネルには番号がついていた。終点まで61もあるらしい。
トンネルを抜けるたび、大井川の位置がだんだん低くなっていく。もちろん列車の方が上っていっているからだが。
駅に止まるたびに、車掌さんが降りて、各車両のドアを開け閉めする。
のんびりしたスピードは、景色をながめたり、写真を撮ったりするのにちょうどいい。
東京ディズニーランドの、ウエスタンリバー鉄道を思い出した。

 

大井川鐵道

 

 

 

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第242回 なかなか見られない蒸気機関車(梅小路京都西)
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