毎年恒例の近鉄南大阪線の臨時急行「開運号」も2020年の元日は復刻ラビットカーやラッピング車が充当されず、2+2の重連もAY+Miという今までだったら有り得ない組み合わせが充当されたりしていたので「開運号も特別扱いしなくなったのか?」って思ってしまい、早くも来年以降の動きが気になってしまいました。当時運行していたラッピング車はKIPSと「あすか万葉」トレイン、そして「こふん列車」の3種類でしたが「こふん列車」は3両固定車なので開運号に充当されることは無く、そうなると見所は「あすか万葉」トレインだけになるので注目度が上がり、これから運行される臨時快速急行「さくら号」や臨時急行「葛城高原号」への充当にも期待していました。

 

(2020.1.1 河内天美付近にて撮影)

 

 元日の「あすか万葉」トレインは準急運用に入り、開運号の1本目が来る前にここを通過してしまったので「まだ開運号が来ていないのにお目当てが減ってしまった」って思ってしまい、一時的に気が抜けてしまいました。しかし充当されていないのはどうしようもないので気を取り直して開運号を狙うこととし、5本目まで撮影しました。

 

(2020.1.1 河内天美付近にて撮影)

 

 「あすか万葉」トレインの準急は橿原神宮前行きだったので初詣客の輸送には貢献しましたが準急と急行では停車駅の差が大きく、「開運号に充当していたらもっと初詣客輸送に貢献出来たのに・・・」って思ってしまいました。開運号は前面に小さな副標が付くのでそれも見所ですが「あすか万葉」トレインはその部分に愛称ステッカーを貼っているため副標を付けると一部隠れてしまうのが難点で、それを避けるために定期運用に回したのかも知れません。

 

(2020.1.1 河内天美付近にて撮影)

 

 開運号の撮影を続けていると「あすか万葉」トレインが橿原神宮前から帰って来ましたが少し前に復刻ラビットカー(6020系C51)が入庫してきたので無理矢理ですがツーショットにしてみました。C51は定期急行に充当されていたのですが副標の無い急行はお正月に見ると寂しさを感じ、「やはり開運号が一番だな」って思いました。余談ですが当時の近鉄では「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」と題して4種類の特徴的な吊り革を一部の車両に設置していましたが復刻塗装車もそれの対象になっておりラビットカーは吉野方先頭のモ6051にありました。(ちなみに合格祈願の吊り革でした)