廃止が決定した留萌本線。

先行して2023年3月に廃止になる石狩沼田~留萌間を乗車するためにやってきました。

留萌本線は、深川~留萌間50.1kmの路線です。

近年の輸送密度はわずか90人ほどで、JR北海道が廃止を提案していました。

協議の末、2023年3月に石狩沼田~留萌間を、2026年3月に深川~石狩沼田間を、二段階で廃止することが決まりました。

車内の乗車は8割程度、大半はお別れ乗車に来た鉄道好きの模様。

駅に着くとみなさん、車内からカメラを構え、駅を激写します。

札沼線も発着していた石狩沼田駅。

4月からは留萌本線の終着駅になります。

ここで地元の方と思われる2名が下車しました。それから留萌まで、鉄道ファン以外の乗降はありませんでした。

渋い駅舎がたくさんあって、下車して撮影したかった。

北海道でよく見るダルマ駅です。

終点、留萌駅に到着です。

ああ、増毛まで行ってみたかった・・・。

跨線橋の入り口は封鎖されています。寂しい・・・。

留萌駅で下車した大半は私と同じようにお別れ乗車に来た鉄道ファンで、地元で利用してる方は非常に少ないことが感じられました。

沿線地域の人口減少に加え、「深川留萌自動車道」が2020年に全線開通したことも、乗客の減少に拍車をかけたようです。

当初2023年9月だった廃止日を3月に繰り上げたことからも、経営状況は厳しく、一刻も早いバス転換への意向が感じられます。

駅は沿線の他の駅とは違い、非常に大きいです。かつて増毛、羽幌の路線があったターミナル駅として賑わっていた頃の面影が残っています。

待合室も広々としています。

懐かしの留萌本線の展示や季節の飾りつけがされていて心が和みます。

駅そばやさんは、今日の営業を終えていました。

1967年に完成した駅舎も大きく立派ですが、壁のヒビや塗装など古さが目立ちます。

駅前のロータリーは広く、自家用車が多く止められています。

タクシーが1台待機していました。

東京からようやくたどり着いた留萌。

初訪問ですが、ずっと写真や映像で見ていたので、実際に駅舎を目の前にしたら、何だかとっても感慨深い。

なかなか簡単には来られないので、絶対に留萌で宿泊したい!と思っておりました。

留萌の中心街は駅から離れたところにあります。本日の宿泊地もその辺り。

徒歩で15分くらい、歩いて向かいましょう!!

つづく