西武110周年鉄コレを動力化する(その3・30000系と351系) | 書斎の汽車・電車

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 「鉄道コレクション・西武鉄道創立110周年記念BOX」、残る4輛もこのお正月休みの間に「鉄道模型化」してしまいましょう。まずはこのセットでは最新鋭の30000系から着手します。

 

 パンタ付きの32101、アンテナは難なく取り付けまして、パンタグラフ(C-PS27N)、最近の西武のパンタの常として、あちこち黄色に塗られていますので、ガンダムマーカーで色差しをしましたが、余りきれいに出来ませんでした。車体への取付は小さいので少々気を遣います。

 動力ユニットの取付です。スペーサーは動力ユニット(TM08R)付属のものではなく、32101の箱に入っていたものを使います。連結器ですが、30000系は運転台側はKATOカプラー密連形A(グレー)です。この工作については昨年11月にご紹介した(その1)の101系と同じですのでそちらも参照してください。連結面側はアーノルドカプラーです。なお、カプラーのスペーサーはどちらも「小」です。

 32201の方は、パンタグラフと動力ユニットがない分、余り大変ではありません。ただ、30000系の場合はスカートがある分、工作が面倒だった印象があります。

 

 ここまで、結構な時間が経ってしまいました。30000系が面倒だったというよりも、点いていたテレビが『タローマン』(の再放送)というのがよくなかったのかも知れません。なにしろ「でたらめをやってごらん」「同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ」ですから、それなりの正確さと反復作業が求められる鉄道模型工作とは相容れないのかも。

 

 あとは問題のクモハ351とサハ1314を残すのみです。この「鉄コレ」発売時にも触れましたが、2輛では走らせることもできないという、いささか困った存在です。しかしとにかくクモハには動力を入れ、サハも車輪、カプラーを換えよという指示が当社上層部からありましたので、手を付けました。

 クモハ351、アンテナ、パンタグラフ(PS16P)とも簡単に取り付けまして、動力ユニット(TM07R)です。スペーサーは「S」、カプラーのスペーサーは使いません。こちらも運転台側はKATOカプラー密連形A(グレー)を使います。連結面側はアーノルドです。

 サハ1314、計画どおりクハ1411形が増備されると中途半端な存在になってしまいそうですが、車輪を金属製とし、カプラーは両側ともアーノルド(スペーサーなし)としました。

 実はこの2輛が一番手間がかからず、さくさくと出来てしまいました。それにしても「赤電」を今回のセットに入れるなら、例えば451系の2連という手もあったのではないかと思います。

 何だかんだ言っても、「赤電」はいいですね。

 

 あとは、本日完成の4輛を、新旧の干支をバックに記念撮影です。当工場の正月工作ならではの行事です。

 

 最後に、ようやく完成した10輛をケースに収めました。「コレクション」という感じがしますね。

 このケースも、もう一ひねりしたいところですが、それはまた後日。

 

 西武110周年鉄コレもこれでおしまい。「シークレット」のE61登場を期待された方には申し訳ありません。先日秋葉原の「箱屋」で17800円也でしたが、さすがに手を出せませんでした。これがE41(41号機)あたりなら万難を排して買うと思いますが、既にワールド工芸製品を持っているE61ですので、この値段では買えません。

 次回もまた、模型の話題となるかと思います。