※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。







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      PHOTO:長野駅の6番線に進入する快速[北アルプスいろどり]



  「信州デスティネーションキャンペーン」に併せて、JR東日本長野支社管内においては色々な臨時列車が運転されています。
 7月の3連休に続いてこの9月の3連休にも長野総合車両センターのジョイフルトレイン[いろどり【彩】]を使用した多客臨時列車、快速[北アルプスいろどり]が設定されました。私も乗車するつもりで、当初は18日(月)の指定席を確保していたのですが、途中で予定が入ってしまったことから17日(日)に変更して乗車をするつもりでいたところ、突如15日(金)になり[いろどり(彩)]が9月30日をもって引退をする…というニュースが飛び込んできました。さよなら運転は9月30日行われるようですが、あいにくその日には他の予定が入っており乗車ができませんので、私にとっては今日が「さよなら運転」だと思って、松本までの短い区間ですが惜別の乗車をしてきました。





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①長野(801)→長野(927) 9246M 快速[北アルプスいろどり] 485系改6連【N201編成】
(←松本① クロ481-5503+モロ484-5024+モロ485-5024+モロ484-5007+モロ485-5007+クロ481-5502 ⑥長野→)
 快速[北アルプスいろどり]は長野駅に8時55分頃入線をしてきますので、その入線シーン等を撮影してから車内へと入ります。7月に乗車した時には、さほど撮影者も乗客も多い…とは思わなかったのですが、さすがに引退が発表されたせいでしょうか、今日はホームには多くの撮影者がいましたし、乗客も以前に比べると多いと感じられました。



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   PHOTO:駅の電光掲示板、「いろどり」の名はこれが最後だと思います。







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      PHOTO:車体に描かれた[いろどり]のマーク(サイン?)






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       PHOTO:何度撮影しても上手く撮れないヘッドマーク






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            PHOTO:乗車した6号車の車内




 発車の時刻となり、快速[北アルプスいろどり]は長野駅の6番線をゆっくりと発車をし、一路、白馬を目指して進んで行きます。
 途中、川中島駅、篠ノ井駅で若干の運転停車と稲荷山駅で列車交換を行ったを後、山登り区間へと入っていきます。田毎の月で有名な姨捨駅では客扱いの停車は行うのですが、停車時間が1分ではホームに降りて姨捨駅からの風景の撮影もできませんし、ましてや、この場間では姨捨駅からの乗客もいないと思うのですが…まあ、なんとも不思議な停車でした。



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         PHOTO:姨捨の風景を見ながら進んで行きます。




 姨捨駅を発車するころから雨が降り始めてきてしまい、台風の影響がじわりじわりと出てきたようです。
 その後、冠着駅、聖高原駅、西条駅、田沢駅と小まめな運転停車を繰り返しながら進んで行きます。今日は台風の影響で残念ながら北アルプスの山並みは全く見ることはできませんでしたが、その分、じっくりと485系のグリーン車の乗車をしっかりと楽しむことができました。快速[北アルプスいろどり]は梓川と奈良井川が合流する地点を右手に見ながら進み、その後、大糸線と合流しながらしばらく進み、長野県の大2位の都市である松本駅に到着しました。 



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 PHOTO:梓川と奈良井川の合流地点が見えると、まもなく松本駅に到着します。




 本当は終着の白馬駅まで乗車したいところですが、これ以上進んでしまうと台風の影響を受ける可能性も強く、また今日は他にも用事があるため、快速[北アルプスいろどり]については松本駅で下車しました。
 たぶん、私にとってはこれが最後の[いろどり(彩)]の乗車となります。



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       PHOTO:松本駅に到着した快速[北アルプスいろどり]






②松本(1206)→長野(1254) 1007M 特急[WVしなの7号] 383系8連
 松本駅からはJR東海の383系を使用する特急[WVしなの7号]で長野に戻りました。台風が接近している関係で、もしかすると特急[WVしなの号]のは運転を中止するのでは…と心配していたのですが、予定どおり運転をしてくれたおかげで長野駅に早めに戻ることができました。



 デビュー当時の[いろどり(彩)]は、豪華な3列のリクライニングシートやグループで楽しめるコンパートメント席が大人気となり「遠征王」の名を欲しいままに全国各地に足を伸ばして活躍をしていたのですが、その後、旅行の形態が団体両行からグループ両行へ、グループ旅行から家族へ、家族から個々へ…と変わったことにより、少しずつ利用されるケースが少なくなってきたように感じていました。
 また、全車グリーン車という編成は団体時には風格があって良いのですが、多客臨時列車として使用するときには料金的に「高い」ということもあり、また、[リゾートビューふるさと]がデビューしてからは、一層、長総構内に佇むシーンを多く見るようになっていました。ただ、それでも多くの485系を改造したジョイフルトレインが廃車となったにもかかわらず、あいかわらず気品高い姿は健在で、何度となく私たちの前に登場してくれていたのですが、さすがに寄る年波には勝てず、今回、引退となってしまうようです。
 引退することは残念ですが、これが世代交代の波というものですので、(幸い長野住まいですので)最後の日まで静かに見守っていきたいと思っています。


【乗車日:平成29年 9月17日(日)】鉄道コム鉄道コム