のと里山里海号に乗る2022年12月 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

あけましておめでとうございます。

今年は元日から仕事でした。

早速、車内販売を利用しましたが、14年前から乗務している顔見知りのアテンダントさんから買うことができました。ラッキーでした。

1月は多忙ですが、1週間に2本の記事をアップしたいです。

 

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北陸乗り鉄で、のと鉄道の「のと里山里海号」に乗ってきました。

2022年の12月に乗りましたが、7か月前の5月にも乗りましたので、併せてまとめました。

 

【1】のと里山里海号とは

石川県の能登半島の第三セクター「のと鉄道」の観光列車です。

2015年から、七尾~和倉温泉~穴水を走っています。

  

青い2両編成の気動車ですが、1日5本(2.5往復)のうち3本は、普通列車も1両連結して各駅停車で走っています。「里山里海車両」に乗ると、1ランク上の車両に乗れて、観光案内・車内販売も付く代わりに、運賃に加えて別料金500円が必要となります。観光客なら、500円を課金する価値が十分にあると思います。

 

【2】観光仕様の座席

「のと里山里海号」の車両は、様々な座席が用意されています。

↓4人用のボックスシートです。大きな窓から景色が眺められます。

 

↓窓を向いた座席です。

今年は2回とも、こちらの座席を利用しました。

 

↓5~6人の客なら、こちらの席もおススメです。

往復乗るなら、往きと帰りは別の席に座りたくなります。

現在は電話予約の際に、席の希望を伝えられます。

車両の詳細については、以前の記事をお読みください。

 

 

【3】沿線のビュースポット

観光列車ですから、途中3か所のビュースポットで停車します。

《1》深浦地区

小高い線路から、港を見下ろせます。

写真は5月と12月が混在しています。

 

《2》七尾湾ツインブリッジのと

七尾湾の遠くの橋を見渡せます。

停車場所には、案内の看板が設置されています。

 

《3》ボラ待ちやぐら

今は使われていませんが、魚を捕る際に使われたやぐらです。

アテンダントさんが説明してくれますから、分かりやすいです。

 

【4】郵便車

能登中島駅では、昔使われていた鉄道郵便車両(オユ10  2565)が停まっています。

「のと里山里海号」のアテンダントさんが鍵を開けてくれて、乗客は中を見ることができます。

昔は走りながら区分けしていたのですね。

車内にはポストがあります。

ここに投函することもできます。

 

【5】車内販売

「のと里山里海号」では、車内販売があります。

ホットコーヒー300円をお願いしました。

他にもグッズなどがあります。

今回私が乗ったのは「のと里山里海5号」です。

5本のうち、2本は予約で料理・スイーツが楽しめます。

↑「3号」では寿司が予約できます。

(2019年3月撮影)

「4号」ではスイーツプランも選択できます。

下のお土産にしても良い品もついています。

(2019年3月撮影)

今回、私が乗った「5号」では、予約注文できませんので残念です。

 

【6】電話予約で割引乗車券

12月上旬の日曜午後の下りですから、満席になる可能性はほぼ無いと思いました。

ただ、団体ツアーが入る可能性もありますし、旅行支援で予想外のことが起こるかもしれません。

そこで、乗り換え時間が短いこともあり、電話予約して乗車しました。

割引乗車券を案内してくれて、利用しました。

以前に予約した時に電話番号などを伝えたため、データが残っていて、短時間で済みました。

 

 

【7】凄腕アテンダントさんの観光案内

車内で観光案内をするのは、アテンダントさんが交代で担当するようですが、この日はすごく上手い人でした。

話す内容、引き付ける口調も見事でした。

それ以上に凄かったのは、乗客を結びつける攻めのトークです。

冬の日曜日ですから、七尾・和倉温泉から能登半島の奥に行く観光客は、午前中は多くても午後の15:32発だと少ないです。この日は御夫婦1組と私の3人だけでした。

ボラやぐらの近くで、おばあちゃんがお手振りをしてくれるのですが、私も当然手を振り返します。

アテンダントさんが、もう1組の御夫婦にも視線を向けながら《あの大きな手で、おばあちゃんに手を振りませんか》と話しかけてきました。私は大きな手を御夫婦に見せながら、軽く話しました。

知らない乗客の間を結びつける観光列車の《上級技》を使ったのです。

本来でしたら、私も積極的に会話を続けるのですが、実は七尾駅で「のと里山里海号」に座る前に、メゲることが一気に3件も続いてしまい、とてつもなく沈んだ気分で乗車したため、会話をすぐ止めてしまいました。普段なら積極的に盛り上げるのですけど。反省すべきですね。(花嫁のれんのアテンダントさんは頑張っていましたので念のため)

 

 

【8】最後のトンネル

終点・穴水駅の手前にトンネルがあります。
ここは、のと鉄道の社員が設置した電飾で、歓迎してくれます。

派手さはないものの、気持ちが伝わってきます。
 

今までの「のと里山里海号」の記事はこちら↓