2023年近畿の鉄道を展望する | EXPRESS DIARY3

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日々の鉄活動を徒然と書いていきます。

 皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 早速ですが、大晦日の2022年振り返りに続いて今日は2023年の近畿の鉄道を展望していきます。

1.JR西日本

  【大阪駅うめきた地下駅満を持して開業】

 うめきた地下に大阪駅地下ホームが開業。梅田貨物線の一部地下化によりいよいよ大阪駅地下ホームが開業します。関空特急はるか、特急くろしおの停車に加えておおさか東線電車の乗り入れが予定されています。今後はなにわ筋線開業に向けて重要な駅の一つとなっていくでしょう。
 撮り鉄的には地下化により、安治川口発着の貨物列車がプッシュプル方式を採用するのが注目されます。

  【おおさか東線の改善はあるか?】

 おおさか東線ではダイヤ改正により、直通快速が4扉ロングシート車から3扉クロスシート車に置き換えられ、JR淡路にも追加停車となります。JR淡路への停車は利用者の多さから妥当と思われますが、大阪駅乗り入れにより、朝夕の普通列車の混雑がさらに悪化する懸念があります。207系の各線への転用が噂されますが、おおさか東線の混雑対策にもなんらかの手を打って欲しいものです。
 

  【注目されるJR西日本に残る国鉄形車両】

 昨年のダイヤ改正により朝ラッシュ時減便などで運用本数が減少している。223系などは余剰車を活用して京都の113系、117系置き換えに活用されているが、207系でも編成組み替えが発生しており、和田岬線103系の置き換えや播但線、加古川線103系の置き換えが行われるのではという声が聞かれる。今後の動向に要注目だが、225系増備により、221系が奈良へ転属し、本線系統から221系が姿を消すことになる。これにより奈良の201系が221系に全て置き換わり、201系は全車引退となる。

2.阪急

  【有料座席車導入への動きがあるか】

 昨年末ダイヤ改正を各線同時に実施したため、本年は大きな動きはないと思われます。京都線では2024年の有料座席サービス開始に向けて、なんらかの車両の動きがあるものと思われます。既存の車両を一旦7両して有料座席改造するのが有力ですが、10連運転終了に伴い余剰となっている増結車の有効活用などがあるのか注目されます。
 ダイヤ改正後の京都線を見た限りでは準特急に混雑が集中しており、9300系運用列車は遅延気味で運転されています。有料座席車運用に伴い一般車両が減車になるのであれば、9300系のロングシート化など混雑対策も同時に行う必要があるのではないかと思います。

  【車両置き換え動向に注目!嵐山線6300系の去就は如何に?】

 車両では先述した増結車の余剰により、京都線に残る3300系、5300系、宝塚線の5100系が置き換えられる可能性があります。それ以上に嵐山線に残る6300系を増結編成の組み合わせにより置き換える可能性もあり、6300系の去就も注目されます。

3.阪神

  【5000系ジェットカーも風前の灯火】

 阪急と同様に昨年末ダイヤ改正を実施したため、本年は動きは少ないと思われます。5700系増備により、5000系が淘汰されていくものと思われます。

4.京阪

  【京都競馬場リニューアル開場後の多客輸送に注目】

 京阪は京津線が昨年末にダイヤ変更を実施した以外は大きな変化はなかった。コロナ禍により減便ダイヤを実施しているが、今後旅客流動が増えた時にどのように対処していくのか注目される。とりわけ今春にリニューアル開業する京都競馬場では、春の天皇賞などが久々に開催されるため多客が予想される。臨時列車などで多客を捌いていくことになるだろうが、どのような臨時ダイヤが組まれるか注目したい。

5.近鉄

  【2024年秋に新型一般車両登場】


 近鉄も阪急、阪神と同様に昨年末にダイヤ変更を実施した。本年は大きな動きはないと思われます。2024年秋に新型一般車両がデビューする予定になっており、その全貌が2023年には見えてくるかもしれません。おそらく新型一般車両デビュー前後に再度ダイヤ変更を行うでしょう。今後の動向によっては更なる減便も考えられます。
 

6.南海

  【いよいよ初代ステンレス車6000系も見納めか?泉北3000系置き換えもはじまる】

 高野線の8300系が継続して投入され、6000系が淘汰されていく模様。泉北高速には9300系が3000系置き換えが行われる。2000系の支線区投入も予定されており、特急こうやにも新車が投入される話がある。2000系捻出のため8300系が本線にも増備される可能性がある。2000系支線区への転属前に、支線区のダイヤ、高野線橋本以南のダイヤ見直しが行われる可能性もあるのではないかと予想します。

7.大阪メトロ

  【万博開催に向けて中央線輸送改善が本格化】

 2025年万博開催に向けて中央線に30000A系、40000系が投入されていくだろう。中央線では2028年の開業を目指して森ノ宮検車場内に新駅が設置される。まだまだ先の話になるが、開業時には運行形態などが気になるところだ。御堂筋線では延期になった北大阪急行の延伸もあり、31000系の増備は引き続き行われるだろう。

 

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