NO.2788 令和4年、コウさんのコウ通大百科総括(バス編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 様々な事がありました令和4年も終わりの時を迎えております。

 

 この交通関係も、令和2年からの「新型コロナウイルス」による影響は3年目を迎えておりまして、未だにバスでは運休している便も見られておりますし、廃止された路線も少なくはありません。

 

 それでも、国の行動制限緩和や「全国旅行支援」、さらにインバウンド客の緩和もありまして、そう言った所から需要が戻りつつある所も見られておりまして、「コロナ禍」ではありますが、行動に移す部分も見られております。

 

 

 ただ、私自身は、これまでも様々な場所に出向きましては、様々な話題をご紹介しておりますが、この「コロナ禍」や自身の多忙もありまして、これまで出向いておりました本州方面も山口県以東へは出向く事ができず、また南九州方面へも出向く事ができませんでした。これは正直残念な所ではありましたが、来年は行動範囲が広くなれれば・話題を提供できればと願う所ではあります。

 

 

 さて、当ブログでは毎年大晦日恒例となりました総括の話題を鉄道・バスと分けまして皆様にご紹介してまいります。まずこの記事ではバスに限りまして、ベスト3をご紹介させていただきます。

 

 

 私が選びましたバスに関しましたベスト3は次の通りであります・・・。

 

 1位 西鉄グループから西日本車体工業58MC架装路線車姿消す

 2位 日野自動車のエンジン不正問題

 3位 貸切需要復活へ

 

 

 まずは、3位の「貸切需要復活へ」です。冒頭にも述べましたように、国の行動制限緩和・「全国旅行支援」・インバウンド客の入国制限緩和によりまして、貸切需要も復活へと至っているそうであります。ただ、これまでも「新型コロナウイルス」の影響によりまして廃業した事業者も多く見られておりますし、加えまして運転士も「コロナ禍」以前から見られておりました人手不足も見られておりまして、「コロナ禍」によります影響も引き続き見られている事から完全復活にはまだまだ時間がかかるようではあります。

 

 (JR九州バス、641-10581・いすゞPKG-RU1ESAJ)

 

 (亀の井バス、大分200か・304、日産デPKG-RA274RBN)

 

 次は、2位の「日野自動車のエンジン不正問題」であります。日野自動車は、3月にバス・トラックに搭載されております3種類のエンジンにおきまして、排出ガス性能の劣化耐久試験にて、排出ガス浄化性能が劣化し規制値に適合しない可能性を認識しながら、排出ガス後処理装置の第2マフラーを途中で交換し試験を継続させまして、重量車燃費基準による優遇税制を受けるべく燃料流量校正値を燃費に有利に働くような数値に設定し、実際よりも良い燃費値を燃費計に表示させるようにして試験を実施しておりまして、実際の燃費性能が諸元値に満たしていなかったというものであります。

 

 この中では、画像のセレガ、そしていすゞガーラが対象になりますが、問題以降出荷停止しておりましたし、他の車種に関しましても同様に出荷停止へと至っております。本当に、あってはならない事が起きてしまっておりましたが、それとともに信頼も失いかけたところまで来たのではないかとは思います。しかし、日野自動車と言えば伝統の「赤いエンジン」が有名ではある事には間違いない訳ではありますので、来年は今以上に信頼回復へと至っていただきたいものであります。

 

 (亀の井バス、大分200か・913、2TG-RU1ASDA)

 

 (昭和バス、佐賀200か11-24、2TG-RU1ASDA)

 

 (いすゞガーラ、西鉄バス1338、2TG-RU1ASDJ)

 

 

 そして、1位の「西鉄グループから西日本車体工業58MC架装路線車姿消す」であります。西鉄グループでは、グループ会社に西日本車体工業(西工)がある事もありまして、これまでも多くのバス車体が製造されてきましたが、この中でも「58MC」と言います昭和58年より製造されましたバスボディが今年1月まで存在しておりまして、最後の車が平成4年式の西鉄バス北九州の日産ディーゼルUA(6661・U-UA460LSN)でありました。

 

 私自身も、ラストランツアーに参加しまして、一番最後になる乗車を果たしておりましたが、平成4年に生まれた車が令和4年に姿を消すという事で、平成初期の車が令和初期に姿を消すと言うのが不思議に思う所でしたが、それでも30年もの間本当によく頑張ってきたと思っております。

 

 (同行車、北九州市交通局305号(三菱U-MP218M)と)

 

 (若戸大橋下にて)

 

 (貸切運行を終えて砂津車庫に戻ってきた姿)

 

 尚、この58MC路線車はまだ各事業者でも元気な姿を見せておりますが、正直20年以上になる個体でもありますので、いつまでの活躍になるかは不透明であります。しかも、最も多く導入されました西鉄グループで存在しない訳ですので、他の事業者もいつまでかなと思う域である事には間違いないでしょうか。

 

 

 以上、バス編をご紹介しましたが、何と言ってもバスは様々な方々を運ぶ大事なものでもあります。そのバスでもこう言った動きが見られていた訳ですので、来年はどうなるかはわかりませんが、いい形で一年を送っていただければと願う所ではあります。