その前の記事ではバス編をご紹介しましたが、こちらでは鉄道編をご紹介してまいります。
鉄道は、ここ九州ではこの順位にも入っておりますように西九州新幹線の武雄温泉~長崎間の開業が一番ではないかと思います。その一方、長崎線の肥前浜駅以南が非電化となりましたし、415系電車の鋼製車両が全車運用を離脱、さらには九州内では福岡都市圏を中心に大幅減便と言った流れも見られておりまして、「新型コロナウイルス」の影響は避けられないものであると言えるのではないかと思います。
それでも、バス編でも述べましたように、インバンド客の回復・「全国旅行支援」の影響で、特に新幹線など優等列車では需要が回復しつつある所も見られております。これは正直ありがたい所ではありますので、今後も上向きに戻ってくれればと願う所ではあります。
さて、鉄道編のベスト3は以下の通りであります。先ほど述べた部分も当てはまる部分ではありますが、以下で詳しく紹介して行きたいと思います。
1位 西九州新幹線開業・長崎線江北~諫早間上下分離区間・非電化化
2位 415系電車鋼製車両全車離脱
3位 JR各社減便見られる
まずは、第3位「JR各社減便見られる」からご紹介します。令和2年からの「新型コロナウイルス」によります需要減もありまして、JR各社では減便が相次いでおりまして、こちら地元九州のJR九州でも北部九州の路線を中心に大幅な減便が見られております。特に快速列車・準快速列車が少なくなっておりまして、これまでの高需要区間でも日中時間帯でも1時間に2~3本と言った本数にまで減便している所も見られております。
(817系3000番台電車運行、小倉行き)
(813系電車運行、中山香行き)
また、後述の415系電車鋼製車両の引退によりまして、編成両数も短くなっている時間帯も見られておりまして、9月23日改正で九州では大きく様変わりしたと言ってもいいかとも思います。
(811系電車運行、福間行き)
(キハ125形気動車運行、三重町行き)~1両編成ゆえ積み残しがありました
そして、来年3月改正ではJR西日本などでも減便が見られる事になっております。やはり地方路線を中心に利用者が減っていると言うのが大きいと思いますが、優等列車で需要が戻りつつある中での事ですので、「コロナ禍」であるのは仕方ないとはいえ、本当に残念かなと思う所ではありましょうか。
次は、第2位「415系電車鋼製車両全車離脱」であります。415系電車の鋼製車両は、大分車両センターに16編成64両、鹿児島車両センターに5編成20両が存在しておりましたが、9月23日改正でこれら計21編成が全車運用を離脱しまして、九州内の各地に疎開されております。
(Fo106編成運行、肥前山口行き(代走時))
(Fo520編成運行、肥前山口止まり(同))
(荒木駅にて、Fo105編成+Fk514編成)
私自身も、415系電車に何らかの動きがあるとは存じてはいましたが、まさか鋼製車両全車が離脱する事になろうとは思いもしなかっただけに、正直驚きではありました。
また、9月改正前までに415系電車の撮影を行っておりましたが、特に少なくなっておりましたセミクロスシート車の姿は撮影時団体臨時列車でしたし、改正で非電化区間を走る姿は今後電車自体走る事がないと言うのがより悲しい所ではなかったかと思っております。しかし、それでもいい思い出かなと思う所ではありましょうか。
(小長井駅にて)
(門司港駅入線時)
そして、第1位の「西九州新幹線開業・長崎線江北~諫早間上下分離区間・非電化化」であります。これまでもご紹介しておりますように、9月23日に西九州新幹線の武雄温泉~長崎間が開業しまして、新幹線区間約59キロと言う日本一短い新幹線となりましたが、そんな中でもN700S系新幹線電車が運行されておりますので、ついに新幹線が走るようになったんだなという事が実感できました。
(武雄温泉駅にて)
(新大村駅にて)
私自身も試乗会に参加しまして、開業より先に乗車する事もできておりましたが、武雄温泉~長崎間が30分足らずで行く事ができるようになった訳ですので、本当に早くなった事を実感します。
(自由席)
(指定席)
その一方で、長崎線の江北(←肥前山口)~諫早間が上下分離区間、そして肥前浜駅以南が非電化となった事は本当に残念でしょうか。特に江北~諫早・長崎間では製造年から40年以上経過したキハ47形気動車が運行されておりまして、現在は引退しましたキハ66・67系気動車が入ってきました平成13年以来の一般型車両による運行にもなりましたが、正直まさかの再登板には驚きではなかったかと思う所ではありましたでしょうか。
今回は、「コウさんのコウ通大百科」総括としまして、バス・鉄道編とご紹介しましたが、やはり「新型コロナウイルス」の影響はまだ残ると言っても過言ではないかと思います。正直「一日も早い終息を」とこれまでも述べては来ておりましたが、その終息もまだまだ見えないのが現状ではあります。けれども、様々な交通機関とも利用される方々の足として動いておりますので、今後「ウィズコロナ」とも言われているように、しばらくは「コロナ禍」とは向き合わないといけない事には間違いないとは思いますので、これからも鉄道・バス、そしてそれ以外の様々な交通機関とも多くの利用を願いたい所ではあります。