函館本線・室蘭本線全駅間歩き(函館-大岸) その26・北豊津からシャクシャインの戦いの激戦地へ | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その25からの続き

 

北豊津信号場(10:27着・10:35発)

 

 

長万部町に入り、原野を北へ進んで北豊津信号場を目指しました。

 

北豊津信号場に着きました。

 

かつては北豊津駅として営業していましたが、2017年に信号場化。

駅舎横に設けられていたホームは撤去されましたが、

駅舎そのものは残っていました。

 

黒岩駅から単線だった線路はここで複線に戻ります。

比較的きれいに整備されているということは、

保線員の拠点になのかもしれません。

 

 

 

駅だった当時は2面2線のホームが設けられていたそうで、

線路の反対側にもアプローチできる道があったそうです。

これが機能してたら、次の駅間の歩行距離を節約できたのに…。

 

 

 

まともに休憩できる場所がないので、休憩短めで次の駅へ。

 

次の駅間はしばらく線路の西側を歩くつもりでしたが、

踏切のない線路を渡るわけにはいかないので、線路の東側を回り込むことに。

国道に並行して描かれた道は例によって廃道化。

結局国道まで歩く羽目に。

 

 

 

国道を500メートルほど歩いて、再び左折。

このしっかりした道を通って、踏切を渡りました。

 

 

 

踏切渡ったら、右折して北へ。

左手には道央道が併走しています。

 

北豊津付近は路線バスも国道ではなく線路の西側を走っていると聞いて、

しっかりした道を歩けると思っていたのですが…。

さっきの道で国道に戻っているのかな?

 

 

 

豆ができていると、砂利道は少し痛みます。

大昔のように一歩歩くたびに激痛が走るようなことはありませんが、

やっぱりあんまり歩きたくないですね。

 

 

 

やはり民家はまばらですが、

忘れた頃に農家を通り過ぎます。

 

 

 

小さな川を渡りました。

 

こんな道でもわりと頻繁に大型トラックが行き来するので、

あまり気を抜けません。

 

 

熊の心配をしなくていいのは助かりますが。

 

 

 

再び民家が現れて舗装路に戻ったと思ったら…

 

 

 

またもやこんな感じに。

 

風が少し強くなってきたような気がします。

空は相変わらず。今にも雨が降りそう。

 

 

 

ようやく国道に合流するようです。

奥には国縫(くんぬい)市街も見えてきました。

 

 

 

国道に合流してまもなく、国縫橋を渡りました。

 

 

 

国縫橋の先は国縫市街です。

 

 

 

あと少しで国縫駅ですが、

ちょっと寄り道して国縫小学校へ。

 

といっても、小学校は2014年に閉校。

最終年度の児童数は4名。

今も国縫には350人ほど住んでいるそうですが、

高齢化が相当進んでいるのでしょうか。

 

 

 

ここに寄り道した目的はこちら。

 

先ほど渡った国縫川は、シャクシャインの戦いの激戦地だったそうです。

シャクシャインの戦いは日本史の授業で一度は習ったことがあるかと思います。

和人のアイヌ民族に対する収奪に耐えかねて蜂起したという文脈で語られますが、

アイヌ民族間の抗争も一因だったみたいです。

 

wikiさんの説明は一般に知られるシャクシャインの戦いの説明と随分違うので、

一度読んでみると興味深いですよ。

 

 

その27へ続く

 

 

今年の定期更新はここまで。

明日は総集編をお届けします。

 

 

黒岩駅手前から北豊津信号場付近までのGPSログ(1/40,000)です。