大阪メトロ、2022年の車両の動きを振り返る

大阪メトロ、2022年の車両の動きを振り返る

2022年は、大阪メトロの車両にとっても非常に大きな年となりました。

400系の落成から始まり、30000A系の落成・デビュー、20系の廃車、10A系の全廃、70系や新20系の更新……などなど、各号線で非常に大きな動きがありましたね。

今日は、そんな2022年における大阪メトロの車両動向を振り返りたいと思います。

新造:400系 406-01F
新造:30000A系 32651F~32659F
廃車:20系 2602F、07F、31F、34F、35F
廃車:10A系 1125F・1126F
更新車 22系・23系・66系・70系など多数

 

新しい車両

400系

なんといっても、今年は400系の投入が話題となりました。

75年ぶりにカーナンバー「400」を受け継ぎ、中央線用に登場した新型車両です。

革新的なデザインやニュートラム方式のナンバリングを踏襲するなど、数々の前例がない措置が採られた反面、機器的には30000A系と共通のオーソドックスなものを使用しており、安定性も重視しています。

今年は1本だけの投入でしたが、来年からはドドッとやってくることでしょう。

【投入された編成】
・406-01F

 

30000A系

400系よりも少し早めに登場したのが、30000系のマイナーチェンジ車両である30000A系です。

独特な水玉柄になった以外、デザイン的には30000系とあまり変化がありませんが、行先表示器が(切れないよう)非常に強化されるなど、アップデートもなされています。

2022年は9本が落成し、残る1本も来年に投入される計画です。

【投入された編成】
・32651F~32659F

 

廃車車両

20系

30000A系の投入に伴い、いよいよVVVFインバータの立役者である20系も廃車が始まりました。

緑木検車場が手一杯なのか、久しぶりに森之宮検車場からの搬出が行われています。

2022年は一挙に5本が中央線から去っており、400系の投入が本格化する来年以降、その流れはより加速することでしょう。

【廃車された編成】
・2602F、07F、31F、34F、35F

 

10A系

平成初期には最大で22編成が在籍していた10系グループ(10A系も含む)ですが、2022年7月の1126F廃車回送をもって形式消滅。姿を消しました。

【廃車された編成】
・1124F、1125F、1126F

 

更新車両

撮影:もぐら様

平成初期に登場した車両について、現在リニューアル工事を受けています。

特に長堀鶴見緑地線の70系は重点的に整備されており、今年をもって原型車両が姿を消しました。

【リニューアルされた編成】
70系:7122F・7123F・7124F

22系:22610F・22611F
23系:23610F・23611F・23612F
66系:66610F・66611F

 

来年は?

2023年は400系投入の本格化、および20系廃車の加速がメインの話題になりそうですね。

車両とは関係ありませんが、御堂筋線における第5世代新型発車標の設置も行われる予定で、旧型の3色LEDタイプは姿を消します。こちらも要チェックです。

当サイトでは引き続き、目まぐるしく動く大阪メトロの車両動向を追っていきたいと思います!

来年も大阪メトロから目が離せなさそうです。

 

関連リンク

【速報】大阪メトロ400系が試運転を開始!

【惜別】最後の10A系、10A系26編成(1126F)が廃車回送

参考文献

なにわの地下鉄「備忘録 2022年




書いた本



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