とうとう来月引退する東急8500系(8637F)のありがとうハチゴー仕様の先頭車セットが入線しました。

私は既にグリーンマックスの「Bunkamura号」ラッピングを持っていたので、8637Fはクロスポイントの先頭車セットを買いました。

今回、8637Fに関しては、ヘッドマークの違いの他、種別・行先・運行番号がライト点灯化になったのが大きな違いです。

また、「Bunkamura号」では、8590系などに付属している太めの逆L字アンテナでしたが、今回のありがとうハチゴー仕様はヒューズボックスなどと同じランナーに付いている貧弱なアンテナを使うように指定されていたので、KATOの西武E851用のアンテナのASSYパーツを使いました。

その他は、「Bunkamura号」の中間車と連結しても違和感が無いように、ドア注意表記と優先席表記と側窓の「開」表記のインレタはトレジャータウン、クーラーの側面メッシュステッカーと海側のカーテンペーパーは富士川車輌工業、種別・行先ステッカーははるを製作所、貫通幌はクロスポイント、運番ステッカーとジャンパ管パーツはグリーンマックスの製品を使いました。

また、今回は乗務員室仕切りステッカーは、今までの8500系はわた製作所製を使っていましたが、富士川車輌工業の新製品との比較のため、今回は富士川車輌工業製、また乗務員ステップとハンドスコッチは今までは銀河モデルの製品を使っていましたが、銀河モデルの代表が亡くなられたことで同社の製品が一時的に品薄になっているので、トレジャータウン製を使いました。



パッケージは、グリーンマックスやクロスポイントでお馴染みのビデオケース型です。

ビデオテープ自体が使われなくなって久しいので、いつまでビデオテープケース型車両ケースを使うのか?興味深いところもあります。


今回で、グリーンマックスの既存セットを持っているユーザーのための救済セットは、東急6020系Q SEAT、京阪3000系プレミアムカーに続いて3回目の購入です。

近鉄80000系「ひのとり」を製品化しているTOMIXには6両セットを持っている人のために8連化用の2両増結セットを発売してもらいたいものですが、TOMIXの販売戦略上、それは無理な願いでしょう。



両先頭車です。

東急2020系「東急100周年トレイン」では、ヘッドマークにはタンポ印刷を使って鮮明なヘッドマークだったので、今回のありがとう8500系にもタンポ印刷を期待しましたが、残念ながらインクジェット印刷でしたが、インクジェットの割にはヘッドマークの雰囲気がわかる印刷でした。それでも気になる方は、世田谷総合車輌センターがイベント限定品で販売したインレタを上から転写してみてもいいかと思います。



側面は、「Bunkamura号」と特に違いはありません。

ただ、「Bunkamura号」の時に、位置がやや高いと言われていた側面車番の位置は改善されています。



ステッカーは、10両編成セットと共通のようです。

ありがとうハチゴーヘッドマークが掲出されてからよく入った運行番号や行先が中心です。

特筆すべきは、3回行われたありがとうハチゴープロジェクトの乗車会を再現するために、臨時と46Kが収録されていることでしょう。

私は、相変わらず、女性専用車ステッカーしか使いませんでした。



説明書は、8637F・8631Fの先頭車セットで共通になっています。





10両セットの製品化発表からしばらくして、夏頃に先頭車セットが発表され予約した時に、先頭車セットは当然、グリーンマックスの最新仕様で発売されるだろうと思い、車端部まであるオレンジの座席パーツとPT44Sパンタグラフを買い「Bunkamura号」に取り付け仕様統一を図りました。

8631Fのヘッドマーク無しは、軽量車初の種別・行先・運行番号が点灯化された改良品なので問題はありませんが、「Bunkamura号」は2019年の製品なので、特に8500系の非軽量車の製品化時に変化があったので、先頭車を差し替えても違和感が無いようにしました。

従来のグリーンマックスのロングシートはグレー成形の相撲の枡席のようなシートパーツが車両中央部に付いているだけでしたが、その後、座席パーツの着色化、そして8500系非軽量車からは車端部の座席も表現されるようになりました。

特に室内灯を付けると、シートの色の違いは目立つので、10両分、最新の8500系で使用されているオレンジの車端部まである座席パーツを購入しました。(実車のシートはオレンジとブラウン)

私が購入後、8500系の未塗装キットが発売されたこともあり、このパーツは売り切れました。



また、今までのPT42Nでは実車に比べて大きく、折り畳んだ時にクーラーに干渉しそうでしたが、やっとリアルサイズのPT44Sが発売されたので、我が家の東急車のパンタグラフの大量交換に合わせて、「Bunkamura号」のパンタグラフも交換しました。



行先ですが、我が家の田園都市線の車両は中央林間と長津田行きの下りばかりでしたが、「Bunkamura号」は2014年6月21日改正で設定された渋谷行きにしましたが、コロナ禍の減便で渋谷行きは廃止されてしまったので、ありがとうハチゴーヘッドマークが付いてから入ることの多かった各停中央林間行き24Kにするため、前面・側面ともに各停中央林間にステッカーを貼り替えました。

下記の画像は2両先頭車セット差し替えを前提とした改良をする前の「Bunkamura号」です。



届いてきた2両先頭車セットは、やはりオレンジの車端部のシート付きのシートパーツでした。



そして、パンタグラフもPT44Sでした。



そして、「Bunkamura号」の中間車に先頭車をありがとうハチゴー仕様に差し替えて、10両ケースに入れてみました。

限定セットのようなパッケージの華やかさはありませんが、違和感なく8637Fありがとうハチゴー仕様10連になりました。



実は、KATOの東京メトロ18000系は、この各停中央林間行き24Kを藤が丘で抜く準急中央林間行き69S、グリーンマックスの「東急100周年トレイン」の2020系は、24Kを長津田で抜く急行中央林間行き07Kとし、すべてこの8637Fありがとうハチゴー仕様との並びを意識した運行番号としていました。



私は、8631Fは、ヘッドマーク無しを持っていなかったので、ありがとうハチゴー仕様を予約しているので、こちらは特別パッケージ版になります。



来月、東急から8500系が引退しても、我が家では、「Bunkamura号」とありがとうハチゴー仕様を先頭車を差し替えて楽しみたいと思います。