みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。
4回目のYYNよしかつなう!
2022年12月28日〜2023年1月3日まで大阪府特別編と題して大阪にある様々なスポットをご紹介していきます。
今回は前回ご紹介しました。1970年に大阪府吹田市うで開催された大阪万博と同時期に同じ地の大阪府吹田市と豊中市で開発された千里ニュータウンについてご紹介します。
●千里ニュータウンとは
★千里ニュータウン入口にある看板
大阪府吹田市と豊中市に跨る千里丘陵に開発された住宅地のことであります。
1955年頃から経済成長及び工業化でたくさんの人々が都市へ集中するようになります。
そこで大阪市中心部から約12km離れた千里丘陵に大規模な住宅地が開発されました。
千里ニュータウン日本初の大規模ニュータウンとして近くで開催された大阪万博と共に注目を浴びました。
1958年からプロジェクトが始まり1962年から佐竹台をはじめに千里ニュータウンの開発及び入居が始まりました。
★千里ニュータウン
集合住宅もあれば一軒家さまざまな住宅があります。
大阪府営住宅・日本住宅公団(UR都市機構)・大阪府住宅供給公社のほか民間企業など建設、管理をしている機関も地域や年代によって異なっているのも千里ニュータウンの特徴です。
そのため同じ集合住宅でもつくりがとても異なるんですよね。
まずは千里ニュータウン開発当初の1960年代に建設されたとされる集合住宅も見てみます。
★千里ニュータウン 集合住宅
レトロでいい雰囲気な建物ですね。
開発から60年が経過し少しずつ開発当初の建物は近年建て替えられているため、この姿を見れるのも今のうちです!
★緑の日除けテント
これは西日避けに設置されており西側窓のみに存在しました。これも千里ニュータウンの歴史に欠かせないポイントの一つでしょうか。
★津雲台団地
この近未来的な雰囲気のつくりいいですよね!千里ニュータウンは丘陵を開発したわけですから元々基本的には住居などはないので1から街づくりを行えるので見通しが良いつくりで設計されています。
★歩車分離
車道と歩道が完全に分けられている歩車分離となっているのも千里ニュータウンの特徴です。この構造なら歩いていて急に自動車が歩道に突っ込んでくる心配もないですよね!
★青山台団地
とても違和感のある建物があります。
基本的に集合住宅は長方形の形をしていますが正方形に近い形をしています。
一旦なぜなのか?
★ポイントハウス
これは丘陵地を開発したからです。切り拓けば良いのですが、原形を残そうということで立地に合わせ正方形風になっているのです。
千里ニュータウンは少し散歩するだけでも色々な発見がありなかなか面白いと思います。
★千里ニュータウン
千里ニュータウンの開発は佐竹台から始まり現在は吹田市域、佐竹台・高野台・津雲台・竹見台・桃山台・古江台・藤白台・青山台と豊中市域、新千里東町・新千里西町・新千里南町・新千里北町の計12箇所の住区があります。
どこの住区も駅から近い所が多いです。
以前にご紹介しました。日本万博博覧会の交通網、万博閉幕後はニュータウンの開発にあわせて交通網が整備されてきました。
良かったらご覧ください!
千里ニュータウンは阪急南千里駅・山田駅・北千里駅、北大阪急行桃山台駅・千里中央駅、大阪モノレール千里中央駅・山田駅とどこからでも大阪の中心地に便利な立地です。
通勤やレジャーなどは列車に乗って出かけると思いますが普段の生活に必要なものをわざわざ都心部まで買いに行くのは大変です。
千里ニュータウンの開発では各住区ごとに学校・近隣センター・診察所・公園などが配置されています。
★小・中学校
自宅から学校まで近いのは子供も大人もありがたいです!
2つ目、近隣センターとは
あまり聞きなれないキーワードです。
一旦なんなんでしょうか?
★竹見台近隣センター
商店やコインランドリーなどが生活に必要なものが集中配置されているのが近隣センターです。
竹見台近隣センターには少しレトロなマーケットがあります。
★竹見台マーケット
魚屋・肉屋・八百屋などが並んでおり食べ物はここで全て揃う大変便利なマーケットです。
せっかくなのでお弁当屋さんでサラダ巻を購入してみました。
★サラダ巻
ご馳走様でした!
★竹見台近隣センター
竹見台マーケットの裏には、ちょっとした商店街があります。
★竹見台近隣センターと桃山台近隣センター
竹見台近隣センターは隣住区の桃山台近隣センターと歩道橋で繋がっており規模が大きいです。
★桃山台近隣センター
しかし近年はスーパーマーケットやコンビニまたインターネットの普及で商店は減少傾向にありますが今でも生活に欠かせない店舗がたくさんあります。
★診察所
★薬局
診察所と薬局もあり急病でも安心です。
★洋服店
★電気屋
★散髪屋
このほか居酒屋・新聞屋・ヤクルト販売店・自転車屋・学習塾がある近隣センターもありました。
またこのほか地域拠点となる
★市民センター
市民ホールや郵便局またかつては銭湯もありました。
大阪府営住宅が管理していた集合住宅にはお風呂がなかったため各近隣センターに銭湯があったのです。ただ竹見台近隣センターにはありませんでした。
勘の良い方ならわかるでしょうか。
答えは先程紹介しました。隣接する桃山台近隣センターに銭湯があったからです。
また千里ニュータウン開発当時、お風呂がない家で流行ったのが簡易型ユニットバスであります。
★簡易型ユニットバス
現物は吹田市立博物館と南千里駅前にある千里ニュータウン情報館(一部のみ)が展示されています。
吹田市立博物館にはユニットバスのほかにも千里ニュータウンの展示品が数多くあります。
★吹田市立博物館の展示品
近隣センターは各住区にありそれぞれ特徴があるので近隣センター巡りをやってみるのもいいかも。
★津雲台近隣センター
★津雲台近隣センター
近隣センターには普段の生活に欠かせないものは揃っていますが、例えば家族で久しぶりに豪華な食事をしたい!家具など大きな買い物をしたい!という場合。
これくらいの規模になると大阪市内まで出かけも良さそうですが、千里ニュータウン内には大きな商業施設もあるんですよ!
地区センターと呼ばれる中規模商業施設が阪急南千里駅前と北千里駅前にあります。
★南千里 地区センター
★北千里地区センター
先程紹介しました。近隣センター内にも時代と共に大手スーパーチェーンが入居している所もありました。北千里地区センターも近年の改良時にイオンが入居しました。
そして千里ニュータウンで一番大規模な商業施設は千里中央であります。
★千里中央駅前にある商業施設
せんちゅうぱるやセルシー千里阪急ビル(阪急百貨店)などの商業施設があり何でも揃うくらい大きな規模でした。
しかし2018年6月18日に発生しました。
大阪北部地震(震度6弱)の影響で一部商業施設は閉鎖となり年々寂しくなってきております。
そして千里ニュータウンに多く整備されたのが公園です。元々、丘陵であったこともありたくさんの緑を残そうと取り組んだそう。
★佐竹公園
千里ニュータウンで一番最初に街開きした佐竹台団地にある佐竹公園は佐竹台近隣センターの前にあるため近隣の憩いの場となっています。
また有名なのは千里中央公園でしょうか。
展望台やローラー滑り台が人気です。
★千里中央公園 展望台
大変人気の遊具だったのですが、こちらも先程記載しました。大阪北部地震の影響で閉鎖されそれから動きなく残っています。
★千里中央公園からの景色
丘陵だけあって大阪万博が開催された万博記念公園が一望できるほか以前にご紹介しました。生駒山上遊園地とテレビの電波塔及びFMラジオ補完送信所がある生駒山も見えます。
★千里中央公園 ローラー滑り台
こちらは今でも遊ぶことができ大変人気であります。
★市民体育館
また公園内に体育館やプールが整備されている箇所もあります。
ということで!
YYNよしかつなう!4回目はこのへんで!
今回は千里ニュータウンをご紹介しました。
最初にも記載しました。千里ニュータウンは街開きから60年が経過し古い建物は少しずつ解体及び建て替えが進んでいます。経済成長期、日本はこんなに元気だったんだな!と実感できるのも今のうちと感じています。
皆さんも千里ニュータウンを散策してみてはいかがでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました。
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