路線バス(高速バスを含む)だけを使って夫婦で西国三十三所を巡礼しています。
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京都駅から近鉄バスに乗って三井アウトレットパーク滋賀竜王に着きました。
ここでバスを乗り継いで近江八幡駅へ向かいます。
次に乗るのは近江鉄道バス。1時間後のバスに乗るとして、それまでの時間にお昼をいただきましょう。
金沢の回転ずしのお店が良さそうなので行ってみましたら、たくさんの人が待っています。ここはお寿司を諦めてフードコートで食べることにします。
フードコートもいろんなお店が並んでいて楽しそうです。
韓国料理店のビビンバが美味しそうなので、二人とも豚バラ肉がのったビビンバを注文。
うちは夫婦二人でショッピングモールに来ることはあまり無く、フードコートで食事というのも私たちにとっては旅先ならではのイベントと言えます。
お腹いっぱいになった後は店内を散策。家族でここに来たら一日楽しめますね。
バスの時刻が近づいてきたのでバス停に戻ります。
ここでは近鉄バスから近江鉄道バスに乗り継ぐのですが、近江鉄道も昔は略称に「近鉄」を使っていたと聞いたことがあります。近江鉄道の設立は1896年、一方で近畿日本鉄道の設立は1944年。半世紀あとに発足した近畿日本鉄道が略称に「近鉄」を使うようになって、近江鉄道の方は徐々に「近鉄」と呼ばなくなっていったようです。
近畿日本鉄道と近江鉄道は営業エリアが重複してないから、両社が近鉄と略しても大きな混乱はなかったんだろうと思いますが、ここ竜王のアウトレットでは両社のバスが同じところに停留所を設置しています。
バスが乗り場にやってきました。正面にレオが描かれています。
三井アウトレットパークで乗車したのは我々2人だけ。
近江鉄道バス・湖国バスに乗るとライオンズのポスターを探して見てしまいます(笑)。
小口北で1人乗り、バスは広々とした農地の中の一本道を走ります。その後、竜王小学校そばの交差点で左折して県道541号を北上。蛇行した天井川となっている日野川を渡り、近江八幡市に入ります。
近江兄弟社メンターム(近江兄弟社は近江八幡市の会社)の看板を見て、JR東海道線をアンダーパスで交差します。線路の下をくぐるときに長い編成の上り貨物列車が通り過ぎていきました。
近江八幡駅には定刻より3分早く到着。駅周辺には近江牛を出すレストランがたくさんあり、松阪にちょっと似ているなと思いました。
近江八幡の市街地は、安土桃山時代に豊臣秀次が八幡城を築いたことから始まっています。城下町は駅から約2キロ離れていて、次の札所「長命寺」はさらにその先にあります。長命寺はここからバス1本で行けるのですが、お参りは次の機会にします。
駅前には格安チケットのお店と自動販売機があります。近江牛レストランだけでなく、これも滋賀県名物のひとつと言えるでしょう(笑)。
京阪神以外にお住まいの方には何のことかよくわからないかもしれませんね。格安JR切符というのは回数券のバラ売りのことなんです。特に大阪までの切符は「滋賀県の駅~京都」「京都~大阪」と分けて買うとかなり安くなり、それをお店や自販機で販売しているというわけなんです。以前は昼間特割きっぷという平日昼間と土日祝日だけ使える回数券(割引率が3~5割!)があって、このような自販機でバラ売りされていました。
ところが、JR西日本は2018年に昼間特割きっぷを廃止。またICOCAエリアでの回数券も2022年9月に販売終了してしまいました。いま売られているのは9月末に仕入れたもので、回数券の有効期限は3か月ですから12月末には売れるものが無くなってしまいます。2023年の年始にJR格安切符は絶滅してしまうのでしょうか。
妻「このポストも滋賀県内の駅でよく見かけるよね」
しげたか「では滋賀県の名物に認定!」
今日の巡礼旅はここまでとします。
このあと近江鉄道で水口へ行き、一泊しました。
(訪問日 2022/11/12)
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