YYN よしかつなう!#03 大阪SP① 1970大阪万博 | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。 

3回目のYYNよしかつなう!

本日2022年12月28日〜2023年1月3日まで大阪府特別編と題して大阪にある様々なスポットをご紹介致します。

今回は1970年に大阪府吹田市で開催された大阪万博の遺構を辿っていきたいと思います。

●万博とは
万国博覧会のことで世界各国が参加し世界最新の技術及び情報を発信する見本市であります。1851年に世界最初のロンドン博が行われ現代まで国家イベントとして開催されています。

各国がそれぞれ特徴のあるパビリオン(博覧会場の展示館)に出展し最先端のものを見ることができました。

日本では1970年に初めて大阪万博が開催され2025年に再び大阪の夢洲で大阪関西万博2025として開催が決まりました。

1970年に開催した大阪万博の会場、現在は万博記念公園として自然が満喫できるほか当時を伝える博物館そして商業施設などがあります。

万博閉幕後は多くの建物などは解体されましたが、現在でも当時から残っているものが数多く存在します。

大阪関西万博2025が開催されるまで、時の流れははやいもので2年程になりました。

2025年に万博をより楽しむために!
以前開催された1970年の大阪万博の遺構を探し知識を深めたいと思います。

★大阪モノレール 万博記念公園駅
それでは万博記念公園の最寄り駅であるモノレール万博記念公園駅からスタートします。

以前にご紹介しました。

大阪万博開催時には大阪モノレールはまだ走っておらず北大阪急行や阪急そしてJRなどを利用したほかバス輸送がされていました。良かったら併せて以前の記事もご覧ください。

駅を出てすぐに早速、万博を知る建物が2つあります。

★万博記念ビル(日本万国博覧会本部ビル)
なんと当時、本部として使われたビルのほか


★NTT(旧電電公社万国博電報電話局)
電報電話局として使われた建物も残っています。



★ファミリーマート万博記念公園店
このほかにも万博開催時にインフォメーションなどとして使われたと思われる建物がお土産屋やコンビニになっています。


★エキスポシティ
駅を出てすぐに目に入るのが商業施設や未来風の水族館と動物園ニフレルなどがあります。万博開催時にこの場所はエキスポランド(遊園地)がありました。また後ほどご紹介します。

そして万博記念公園を代表するとも言える太陽の塔がある所へ向かいます!高速道路と府道を陸橋で超えます。



★自然文化園中央口
これより先は有料エリアとなっています。

自然文化園を入場するとすぐに見えてくるのが太陽の塔です。



★太陽の塔
芸術家の岡本太郎が制作した芸術作品及び建造物で高さは70mあります。

突然ですがクイズです!
太陽の塔に顔が幾つあるか皆さまご存知でしょうか?


★1つ目の顔
太陽の塔の上の部分にある一番目立つお顔ですよね!


★2つ目の顔
太陽の塔の下の部分にあるお顔ですよね!



★3つ目の顔
忘れがち後ろにも顔があります。

答えは3つだと思いがちですが違うんですよね〜

太陽の塔の中は一旦どうなっているのか?
かなり気になります。万博開催時にはパビリオンの1つとして公開されていましたが閉幕後は非公開となっていましたが2018年から日常的に公開されるようになりました。

入っていきましょう!
なお太陽の塔内部に入るには入園料のほかに別途料金が必要で混雑時には入場できない場合があるのでネット予約がおすすめです。



★太陽の塔 内部公開 入口
太陽の塔中へは地下から入ります。

入ってすぐにありました!

★4つ目の顔(地底の太陽) ※復元
なんと地下に4つ目のお顔があったんです!
しかし復元なんですよね。
これは閉幕後に取り外され行方不明になっているためで現在も見つかっていないそう。

2018年に太陽の塔内部公開を再開するのにあたり復元されたものであります。

そして地下から進みいよいよ太陽の塔内部へ!




★生命の樹
高さは45mあります。
生命を支えるエネルギーの象徴であり未来に向かって伸びてゆく生命の力強さを表現しているそうです。

内部は結構暗く空洞になっているんですよね〜

かつては太陽の塔、手の部分は階段エスカレーターになっており通り抜けができた遺構もありました。

太陽の塔を出て後ろには、万博開催時にもさまざまなイベントが開催されました。お祭り広場があります。



★自然文化園 お祭り広場
現在も鉄道イベントやラジオ祭りなどなど人気イベントが開催され賑わっている場所。

この左奥に銀色の謎のモニュメントがあるんです。一体なんなんでしょうか?

ということで!当時の万国博覧会について詳しく知ることができる場所に行ってみましょう!

★EXPO'70パビリオン(旧鉄鋼館)
唯一残っているパビリオン旧鉄鋼館がEXPO'70パビリオンとして活用され万博で展示されたものや貴重な資料が展示されています。

なおEXPO'70パビリオンに入館するには入園料のほかに別途料金が必要です。







★旧鉄鋼館 館内
内装はほぼ当時のままで、所々に展示品が置いてありました。




★旧鉄鋼館 スペースシアター
鉄鋼館だけあって館内には大ホールがあります。ガラス越しで見ることが可能です。

それでは展示物を見ていきます。

★電気バス


★電動自転車
万博会場の移動に使われたそう。電気自動車と電動自転車今や当たり前に近い存在ですが当時は初めての取り組みだったそう。



★リニアモーターカーの模型
1970年ですからかなり初期のでしょう。貴重ですね!2005年の愛知万博では現物のリニアが展示されていました。年々進化しているんだ!と実感できます。

乗り物関連だけでもこんな迫力がある展示です!そのほかにもたくさん展示物があります。





★大阪万博の資料



★大阪万博開催時の制服








★EXPO'70パビリオン 展示物
インターネットやSNSなどで万博記念公園大阪などと検索すると太陽の塔内部はたくさん投稿があるんですが、EXPO'70パビリオンはあまりないイメージです。

館内は基本的に撮影が可能です。大阪万博の貴重な展示そして知ることもできるので是非行ってみてください!

そしてEXPO'70パビリオン内には大阪万博開催中のジオラマ展示もありましたよ。



★大阪万博開催当時のジオラマ
敷地面積は現在の万博記念公園とほぼ同じだと思いますが五重塔があったり不思議な建物が並んでいたり。迫力があったんだとわかりますよね!




★EXPOタワー ジオラマ
太陽の塔の向かいにかつてEXPOタワーと呼ばれる高さ127mのタワーがあったそうですが、2003年に解体されました。またEXPOタワーも含めて先程少し触れました。遊園地エキスポランドがありこちらも万博閉幕後人気だったテーマパークですが2009年に閉園しました。



★EXPOタワーの一部
なおEXPOタワーの一部はご紹介しました。EXPO'70パビリオン前に保存されています。

そして先程、お祭り広場にあった銀色の謎のモニュメントの正体がわかりました!

★太陽の塔 ジオラマ
万博開催時には、太陽の塔を大屋根と呼ばわる芸術作品が囲っている姿だったのです。

さっきも少し記載しました。かつては太陽の塔、手の部分は階段エスカレーターになっており通り抜けができて大屋根やほかのパビリオンと繋がっていたのです。

このような光景をテレビや写真などで見たことある方も多いのではないでしょうか。

それでは大阪万博開催当時のジオラマに話を戻します。

★大阪万博開催当時のジオラマ
万博開催中には、太陽の塔と大屋根があるお祭り広場の裏には池と庭園があったことがわかります。

この池と庭園はまだ残っていますので見に行ってみましょう!

EXPO'70パビリオンから向かうまでにも数々万博開催当時の遺構を見れるので寄り道しながら向かいます。




★万博記念公園東口連絡橋(万博東ゲート橋)
大阪万博開催時に建設された橋で日本初のプレストレストコンクリート構造の斜張橋だそう。


★大阪モノレール 公園東口駅
現在、万博東ゲート橋はモノレール彩都線の公園東口駅と繋がっています。今回下車したのは万博記念公園駅、大きな公園なので公園内に2つ駅があるのです。



★東口駅 跡地
今の大阪モノレールとは違う万博会場内を走るモノレールが万博開催中にありました。そのモノレールの東口駅跡地です。







★万博記念公園 中央休憩所
これは当時の建物かわかりませんか、昔の雰囲気を残す休憩所ですね。

そして遂に見えてきました!
さっきEXPO'70パビリオンに展示されていたジオラマにあった池です。





★夢の池 噴水
池に浮かぶモニュメントは万博開催時に有名芸術家がデザインした噴水で水の演出や花火などがあったそうです。現在はアヒルボードなどがありちょっとした遊園地の遊具的な場所になっています。

夢の池からもあの大きな太陽の塔とEXPO'70パビリオンで謎が解けた大屋根が見えました!


★太陽の塔と大屋根
万博開催時には太陽の塔を囲うようにあった大屋根。現在は一部分のみ保存され何かわかりませんでしたが、わかると見ていて面白い!ここは半世紀前とても賑わっていたのでしょうね!

それではもう一つEXPO'70パビリオンのジオラマにあった庭園を目指します。

またまた万博開催当時を知る建物が幾つかありますよ。

★大阪日本民芸館
これも開催当時の建築物だそう。

そして見えてきました!

★日本庭園ゲート
日本庭園のゲートです。なお万博記念公園自然文化園と日本庭園のチケットはセット販売のためゲートはあるものの係員や改札はなく万博記念公園のチケットを買えば追加料金はかかりません。

●万博記念公園 日本庭園とは








★万博記念公園 日本庭園
万博出展の一つとして日本政府が造園した池泉回遊式庭園であります。閉幕後もほぼ変わることなく残っています。




★万博記念公園 迎賓館
万博記念公園内にある迎賓館こちらも万博開催時を知る建物ですが自然文化園及び日本庭園から入ることはできません。











★その他 万博記念公園で撮影した写真
太陽の塔・EXPO'70パビリオンを見学し夢の池や日本庭園などを散策しました。

1つの公園を歩いているだけですが、貴重な建築物や展示物がたくさんあり今回ご紹介した全てを回るのに3時間〜4時間ぐらいかかりましたよ!

万博記念公園へ行かれる際は是非時間に余裕を持ってお越しいただければと思います。

そして万博記念公園駅から大阪モノレールに乗り門真市駅へ向かいます。

★パナソニックミュージアム
門真というとパナソニックの町ですよね!
本社や企業ミュージアムもあります。

このパナソニックミュージアム内にも大阪万博に関する貴重な展示物があるんです。

1970年の大阪万博では各国がそれぞれ1つのパビリオンに出展していたのですが、日本は開催国のため日本のパビリオンのほかにも企業が出展するパビリオンがありました。

パナソニックは当時、松下電器でしたから松下館だったそう。

★タイム・カプセルEXPO’70(レプリカ)
ここで詳細を紹介しませんが、タイム・カプセルEXPO’70が松下館一番の見どころだったそうです。良かったら調べてみてください。

現在は合併しパナソニックグループになっていますが、かつての三洋電機も出展していました。これが1970年大阪万博の中で一番人気だったと言われている展示物です。






★人間洗濯機
万博会場で見られた方や教科書で見たこともあるでしょう。

今でも実物を見たい場合は門真市のパナソニックミュージアムの開館日であれば、いつでも見ることができるんですよ!

このほかにもパナソニックや三洋電機が万博に出展していたものやパナソニックを代表する商品そしてパナソニックの歴史を表すものもたくさん展示されています。




















★パナソニックミュージアムの展示物
パナソニックミュージアム大阪モノレール門真市駅からも十分歩ける距離ですが、京阪電車のこの周辺は、駅間が短いため最寄駅は京阪西三荘駅になります。

そして最初にも記載しましたが1970大阪万博が無事閉幕した後は、万博記念公園として自然が満喫できる自然文化園及び日本庭園のほか当時を伝える博物館や商業施設などに生まれ変わっていきました。

★千里中央公園から見た万博記念公園
そして1970大阪万博と同時期に同じ地の大阪府吹田市と豊中市で開発されたのが上記写真の場所、千里ニュータウンです。次回の大阪府特別編②にてご紹介します。

最後に大阪万博の象徴とされる太陽の塔をもう一度ご覧いただきましょう!






★太陽の塔 ライトアップ
イベントやキャンペーンなどによりライトアップされるのも1つの楽しみです。

ちなみに撮影場所は先程ご紹介したEXPOタワー跡地の近くです。今でもここにタワーがあったんかな〜と雰囲気で感じることが可能です。

1970大阪万博から半世紀以上が経過しましたが、結構たくさん当時の遺構が残っているんですよね〜

大阪関西万博2025をより楽しむために皆さんも万博記念公園に行き新たな発見をされてみてはいかがでしょうか?

ということで!
YYNよしかつなう!3回目はこのへんで!

今回は1970大阪万博の遺構をご紹介しました。

ご覧いただきありがとうございました。
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