鉄道コムへ 

今回は、2012年9月に開催された「西武トレインフェスティバル」で展示されたE52の写真をご紹介します。

E52は元国鉄ED12形電気機関車です。日本国有鉄道になる前の鉄道省が、スイス・ブラウンボベリ社(Brown Boveri Co、BBC)から1923年に輸入した電気機関車です。ED12-1とED12-2の2両が導入されました。
1949年に2両とも西武鉄道に譲渡され、E51とE52になりました。E52は旧型電機の最後まで使用されました。
廃車後は、西武秩父駅の一つ手前、横瀬駅に隣接する横瀬車両基地に保存されました。大雪で検修庫が倒壊する前は、昔の所沢車両管理所の現役機関車のような雰囲気で展示されました。
毎年、鉄道の日あたりに公開される横瀬車両基地ですが、2012年9月に開催されたトレインフェスティバルは、入場者が少なく、旧型電機機関車が綺麗な塗装の状態で、横並びに展示されました。
赤電と同じ、ディープラズベリーの塗装がスイス製のE52にとても似合っていました。