遂に伝説になってしまった「入山せんべい」 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 25日が終わると、一夜にして街はクリスマスモードから正月モードに大変身を遂げる。毎年のことながら鮮やかなものだが、装飾担当の業者はいつも徹夜なのだろう。
 そんななか、京成電車でお出かけ。自宅近くにある都営浅草線の駅に着くと、次の電車は成田空港へと走る「アクセス特急」。電車待ちのホームや、やってきた電車は大型のスーツケースをお供にした乗客で賑わっていた。外国人だけでなく、日本人の若いグループも多い。正月休みを海外で過ごすのだろう。久しぶりの行動制限なき年末年始を実感させられるが、また新規感染者数は上昇中。年明けが心配になってくる。
 京成押上線は高架化工事の真っ最中。地上を走る京成電車は下町の風情があって好きなのだが、完成したら風景が激変することだろう。
 目的地である京成高砂駅に到着。すると隣に停車中の電車には何やらヘッドマークが…。

 京成高砂駅は全体が上屋で覆われており、ホームが暗いのでイマイチの写真になってしまったが、何とか判別出来る。
 さて、ここに来たのは、来年のお年賀に使うつもりで「入山せんべい」を買いにきたのだった。
 100年以上の歴史があった浅草のお店が閉店してしまったものの、せんべい生地を供給していた宮田屋で継続していた「入山せんべい」。しかし、お店に着くと異変が…。


 何と!10月末で閉店していた。遂に「入山せんべい」は伝説になってしまったのだ。
 最後に買いに行ったのは真夏の暑い盛りだったが、まだ閉店の兆しは感じなかった。もっとも、毎回のようにおかみさんの「ウチもいつまでもつか…」という口グセのようなつぶやきを聞かさせていたのだが、とうとう現実になってしまった。
 う~ん、残念。あのキリッとした醤油味の香ばしい固焼きせんべい。ありそうでない、唯一無二の美味だった。
 帰る途中、反対方向の電車にまた何やらヘッドマークが。

 慌てて駆け寄ったが、ホームの有効長がギリギリなので前面全体は撮れず、これが精一杯の引き。なぜか、ヘッドマークに縁がある日だった。