皆さん,こんばんは。

JR東海では在来線の通勤電車として「315系」,在来線の特急車両(ハイブリッド車)として「HC85系」の配備が行われています。これにより,JR東海の会社発足初期に登場した車両は向こう数年のうちに引退することとなります。

 本日は「315系」の配備による引退が確実視されている電車を2種類,御紹介致します。

 ①211系

  1980年代,国鉄末期に登場したステンレス車体・3ドアの近郊型電車です。JR東海では「0番台」,「5000番台」,「6000番台」の3車種が登場し,東海道線,中央本線,関西線などで運行されています。

 上記3車種のうち,神領車両区所属の「0番台」と「5000番台」の一部編成が廃車されています。静岡地区所属の編成では「LL編成」が2本,廃車されました。

 まず,神領車両区所属編成の画像を。

 

 

 続いて,静岡車両区所属編成の画像を。

 「静岡ロングシート地獄」とか「静岡トイレ無し地獄」という18キッパーからの不評に負けず,長らくJR東海の静岡地区の通勤・近郊輸送を支えてきた211系です。中央本線では名古屋都市圏の通勤輸送として,比較的短距離~中距離の運行が主体ですが,静岡地区では「豊橋発・熱海行き」,「三島発・豊橋行き」のような長距離運行を行うこともあります。

 

 ②311系

 1989年の金山総合駅開業,「新快速」運行開始に合わせて配備されたステンレス車体・3ドアの近郊型電車です。車内の座席は転換クロスシートが採用されています。1999年の313系就役まで「新快速」などの快速系種別に充当されていました。現在は普通列車での運用が主体です。本年は2本,廃車が出ています。

 では,311系の画像を。