12月17日に改正された能勢電のダイヤは随分思い切った改正に一部沿線利用者は 非常につらい思いをしたに違いないと思える内容であった。

従来のダイヤは阪急川西能勢口から妙見口と日生中央を交互に運転され川西能勢口から山下までは10分ヘッドで山下から先はそれぞれ相互に乗換えが可能なダイヤで運転されていたのが、今回はほぼ終日にわたり川西能勢口発は日生中央行のみに変更され妙見口へは山下で乗換えを余儀なくされた。そのため下りはホームが異なるため階段の上り下りが発生し老人、障害者にはエレベーターがあるものの一台のエレベーターで乗り換える全ての人を収容できず、つぎのエレベーターを待っていると妙見口行きは、余裕時間がないため全ての乗客を待たずに発車していた。遅れた数名の乗客は寒い中 山下で10分もの待ち時間が生じることになる。

そのあたり臨機応変に乗客全てが乗車するまで待てないのか、と思う。

化粧直しをした元阪急5100系

 

ときわ台に掲示していたダイヤ改正の告知。

なぜ早朝の3本のみなのか、理解しがたい。一日三本のみが直通列車となり あまりにもお粗末な扱いと言える。利用客が日生線より少ないとはいえ 朝夕の通勤時にはそこそこに利用客が存在しているし日中も日生線の1/3~1/4程度の利用客は存在する。

一昔前に山里の風景を前面に出して田舎住まいを勧めるつり広告を阪急電車の車内に出していた。それにつられて妙見線の末端地域に引っ越しをした人もいるかも知れない。中にはだまされたと思う人もいるだろう。車両の運用上の都合と会社の合理化により、ばっさりと切り離すのは利用客の都合を全く考えない姿勢であり 今後乗客は他の手段に移動し、さらに先細りし離れて行くことは明らかだ。