4日目の朝を迎えました。
今日は八雲からさらに北上して、長万部を目指します。
またもや特急ひと駅間。
雨雲は過ぎたようですが、今度はいよいよ台風が来ます。
台風は朝6時の時点で朝鮮半島付近にいるので実感がないのですが…。
前日に天気予報を確認すると、
昼くらいから風が強くなって、18時過ぎがピークとのこと。
当初の予定だとゴールが18時だったので、
1時間半あまり前倒しでスタートすることにしました。
スタートは朝6時過ぎ…。
どんな展開になるでしょうか?
[その他の日程はここから]
1日目: 函館-新函館北斗
2日目: 新函館北斗-森
3日目: 森-八雲
4日目・9月6日(火) 歩行区間:八雲-長万部 天気:曇り
八雲(6:10発)-鷲ノ巣信号場(6:46着・6:55発)-
6時10分、誰もいないフロントに鍵だけ置いて出発。
このあたりが八雲市街の中心っぽい。
前日までの予報だと、いったん晴れてくれるはずだったのですが、
相変わらずの曇り空でした。
遊楽部(ゆうらっぷ)川を渡りました。
八雲はいわゆる瑞祥地名で、明治初頭までは遊楽部と呼ばれていました。
これはアイヌ語「ユーランペッ(温泉から下る川)」に由来するとか。
ところで、今年8月初頭の大雨ではこの川が氾濫寸前になりました。
そのときツイッターでは「遊楽部川橋梁(写真奥の橋)流失」という情報が流れました。
その頃には歩きの予定を立て始めていたので大いに焦りましたが、
写真付きの情報がなく、不審に思って調べると偽情報。
その少し前にも道南いさりび鉄道の路盤が流出したという偽情報が出てましたが、
災害情報のデマツイートは本当にやめてほしい。
善意で流してしまったのなら訂正してほしい。
橋を渡ってもそのまま道なり。
中心市街を抜け、住宅地に入りました。
そして、その民家が少しずつまばらになりました。
国道との交点が見えてきたところで、
鷲ノ巣信号場バス停にさしかかりました。
そこから砂利道に入りました。
この先にあるのは…
鷲ノ巣信号場です。
2016年までは鷲ノ巣駅として営業しており、
電信柱の手前に駅舎と板張りホームがあったそうです。
現在もここから次の山崎駅までは単線のため、
信号場として機能しています。
赤白の頑丈な車止めの先には板張りのホーム、
右奥の柵の先には構内踏切があったようです。
蚊に襲われそうな環境でしたが、
今回は宿で虫除けを吹きかけておいたので、
蚊の猛攻を受けることはありませんでした。
まだ出発して間も無いのでサクッと次の駅へ。
国道を越えて、海側の道へ向かいました。
このあたりに住む人が鷲ノ巣駅を使っていたのでしょうか?
突き当たりを左折して、北へ。
はじめは民家や工場が点在していました。
太陽光発電所を過ぎると…
一面の原野に出ました。
晴れてたら気持ち良いんだろうけど、あいにくの空模様。
吹きさらしの場所ゆえか、少し強めの風が吹いていました。
これからどんどん強くなっていくのかな?
併走する線路を赤熊さんが通過していきました。
車両末端が分からず、お尻が切れてしまいました。
原野をさらに北へ進みました。
(その24へ続く)
八雲駅から鷲ノ巣信号場先までのGPSログ(1/40,000)です。
地図中央やや上でログ線が線路に突き当たっている場所が鷲ノ巣信号場です。