年末まで引っ張ってしまいましたが(^_^;、今回の私鉄時刻表研究は20年前に発行された各社の時刻表の振り返り、後編です。
前編はコチラ
※ 本記事は拙Web「私鉄時刻表研究室」の「2002年発行の私鉄時刻表」を再編集したものです。
4 東急電車時刻表(第16号)
基本データ
発行日:2002年3月27日
発行:東京急行電鉄株式会社セラン事務局
定価:350円(税込)
本号は、2002年3月28日のダイヤ改正の時刻を収録したものです。
田園都市線、大井町線及び営団半蔵門線のダイヤが改正され、急行のあざみ野駅停車が開始されました。
表紙はこの年にデビューする5000系の登場予想図が掲載され、新車登場をアピールしています。
5000系の登場からもう20年が経っちゃったんですねぇ・・・
この頃は田園都市線は5000系一色になっていくだろうと思っており、まさか違う形式(2020系)が主力になろうとは思ってもみませんでした(^0^;)
5 京急時刻表
基本データ
発売日:2002年10月1日
発行:京浜急行電鉄株式会社
編集協力:株式会社交通新聞社
定価:500円(税込)
本号は、2002年10月12日のダイヤ改正時刻を収録したものです。
この改正では、横浜方面から羽田空港への直通列車の大幅な増強及び日中時間帯の品川発着の快特の泉岳寺延長が行われました。快特の泉岳寺延長は、2扉車が地下鉄乗り入れに対応した2100形に統一されたことから実現したものです。
この号では、カラーページに横浜方面~羽田空港のアクセス早見表が掲載され、横浜方面へのアクセスに力を入れている様子が窺えます。
表紙は1000形の特急羽田空港行き。奇しくも20年経った今年11月のダイヤ改正で日中時間帯における羽田空港発着の特急が復活を遂げました。
6 京成時刻表 第22号
基本データ
発売日:2002年10月5日
発行:京成電鉄株式会社 運輸部
定価:350円(税込)
本号は、2002年10月12日のダイヤ改正時刻を収録したものです。
この改正では、ラッシュ時間帯における「通勤特急」や急行の停車駅を見直した「快速」が登場しました。また、10月27日に芝山鉄道が開業したことに伴い、相互直通運転が開始されました。
この時点で、急行は押上線内のみの運行に限定され、風前の灯火となりました。
表紙では3500形更新車と3700形がそれぞれ「快速」「通勤特急」を表示し、新種別をアピールしています。
この改正から20年、京成でも「快速特急」が登場していることから、誤乗防止のためにそろそろ「快速」を「急行」に改称しても良い頃かも・・・
ということで、20年前に発行された私鉄時刻表を2回に分けて振り返ってみました(。・_・)ノ
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(スマートフォンでは文字化けする可能性があります、御了承ください)