新鎌ヶ谷駅【千葉県】(新京成電鉄線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県鎌ヶ谷市北部、新市街地に位置する新京成電鉄の駅で、北総鉄道北総線・京成成田空港線【愛称:京成成田スカイアクセス線】および東武野田線【愛称:東武アーバンパークライン】との乗換駅であり、多くの乗降客で賑わう駅である、
新鎌ヶ谷駅 (しんかまがやえき。Shin-Kamagaya Station) です。
 
尚、北総・京成の駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
東武駅の記事につきましては後日簡易版にてUPできればと思います⇒記事はこちら
 
  
駅名  
新鎌ヶ谷駅 (SL 11)  
 
所在地  
千葉県鎌ケ谷市  
  
乗車可能路線  
新京成電鉄:新京成線  
 
隣の駅  
松戸方……………北初富駅  
京成津田沼方……初富駅   
 
乗換可能駅  
北総鉄道:北総線、京成電鉄:成田空港線 【愛称:成田スカイアクセス線】   

……新鎌ヶ谷駅まで徒歩3分 (連絡改札口あり)  
東武鉄道:野田線 【愛称:東武アーバンパークライン】……新鎌ケ谷駅まで徒歩6分  
 
訪問・撮影時  
2020年6月、9月   
 
 

 

新京成線の新鎌ヶ谷駅は高架駅で、ホームが2階にあり、高架下1階に駅舎・改札口があります。
並行する北総線の新鎌ヶ谷駅は1991年の開業時より高架駅でしたが、新京成線の新鎌ヶ谷駅は1992年の開業以来、長らく地平駅でした。つい最近の2017年~2019年に高架化されました。
2020年の時点で出入口は北側と東側高架下しかなく、新京成駅に近い南側には出入口が存在しません。そのため南側からのアクセスが不便で、現状は駅東側を迂回して北側から駅に入らなければなりません。
南側では連続立体交差事業に伴う地平仮線の撤去工事中で、撤去後に南北自由通路が整備されると南側からの利便性が格段に向上します。

南側ロータリーより上写真は北を、下写真は北西を望む。
現在は北側の北総線・京成線出入口より出入りする必要があります。出入口に段差はありません。
北側の北総線高架沿いに東へ進めば東武アーバンパークラインの駅へ行けます。東武駅を通り抜けると東口に到達し、右へ曲がって北総線と新京成線をくぐれば駅南側へ出られます。
南側にはロータリーを有する駅前広場は整備されていて、バス停留所が併設されています。
また、ロータリーと南口予定地の間の掘割を東武アーバンパークラインが南北方向に通っていて、現在でもロータリーと南口予定地の間は歩行者用の陸橋で行き来可能です。
尚、東武線の駅は新京成線、北総線の北側にあります。
 
 

駅南側です。ロータリーより南を望む。右後方に新京成線の駅があります。
南側は再開発により新しい市街地が形成されています。駅から離れると新旧の住宅地が広がっています。畑も残っています。
駅南側は商店が少ないですが、駅前の写真左には「イオン鎌ヶ谷ショッピングセンター」があります。
写真奥には鎌ケ谷市役所があります。また、駅南西側には鎌ケ谷総合病院があります。
 
一方、駅北側は商業施設「アクロスモール新鎌ヶ谷」があり、北総線高架下には飲食店などの専門店が入居しています。
 
 

こちらは高架下通路にある新京成線・新鎌ヶ谷駅の出入口です。西を望む。
右が北口方面で北総線・京成線の駅および東武駅方面です。左が将来の南口予定地ですが、現在は柵により目隠しされています。早く開通してほしいものです。
出入口の右側にはコンビニエンスストア「セブンイレブン」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

上写真と同一地点より北を望む。この通路が将来の南北自由通路になる予定です。後方は南口予定地です。
左手に新京成線の新鎌ヶ谷駅があり、奥の左手に北総線・京成線の新鎌ヶ谷駅があります。
東武線の駅は北口から外に出て右折or北総線改札前を右へ曲がって北総線高架下商店街を進めば到達できます。
また、右側の新京成線高架下も未開発ですが、北総線のように商店ができるのでしょうか?
 
 

高架下1階にある改札口です。西を望む。
後方に出入口があり、右手が北口および北総線と京成線の駅、東武駅方面、左手が南口予定地方面です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路ありますが、左端は工事中なので、将来的に通路数が増えるかもしれません。左から3番目が幅広通路です。右端にはウォークイン型の有人改札があり、点字ブロックが設置されています。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。ICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。AEDも改札内にあります。
そして高架上の2階にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
また、1階改札内コンコースの右側には北総線・京成成田スカイアクセス線との乗換改札口があります(後述)。
 
 

 

こちらは1階コンコース南側にある北総線・京成線~新京成線の乗換改札です。
北総線構内より上写真は南を、下写真は南西を望む。改札の先が新京成の改札内コンコースです。
当初は新京成と北総・京成で改札内コンコースを共用していましたが(新京成が北総の設備を借用する形でした)、新京成の駅が高架化される過程で2019年に新京成独自の改札口が開設されたため、北総・京成と新京成で改札内コンコースが分離されました。逆に言えば改札内の乗換ができなくなりました。
コンコース分離に伴い設置されたのがこの乗換改札口です。
ICカード・磁気券兼用の自動改札機が5通路あり(幅広通路なし)、窓口に面した右端の有人通路のみが車いす対応幅ですが、通常はこの改札口は無人で、インターホンもありません。
また、双方の会社とも乗換改札近くに自動精算機や乗換先の乗車券を発売する券売機は存在しません。ICカード残高不足の場合は各社の正規の改札口前にある自動精算機でチャージしてから通る事が可能で、自動精算機は各社とも遠くない場所にあります。一方、磁気券などICカード以外で他社線へ乗り継ぐ場合は一旦自社線の改札を出てから他社線の改札前にある自動券売機できっぷをお買い求めの上、入場して下さい。
尚、新京成線および北総線・京成線と東武線の間に乗換改札口は存在しません。
 
 

1番線に設置されている、路線図・時刻表と一体になった建植式駅名標です。電照式ではありません。
新京成の新デザインで、矢印や支柱などに新京成電鉄のコーポレートカラーであるピンクがふんだんに使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (SL 11)。
 
 

新京成線の新鎌ヶ谷駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、2階にホームがあります。西南西~東北東方向にホームが延びています。
右(北)が1番線で下り北習志野・新津田沼・京成津田沼方面、左(南)が2番線で上り八柱・松戸方面です。
1番線の左側には北総線・京成線の駅が並んでいます。あちらは2面4線の高架駅です。
ホーム有効長は6両分です。かつては8両編成も運転されていましたが現状は6両編成のみの運行なので、高架化に際して6両分のみ整備され、京成津田沼方(後方)の2両弱分と松戸方(前方)の数メートルが準備工事の段階で放置されています。この部分は柵により立入禁止になっています。2020年9月時点においてホームドアは未設置です。ホーム幅は主要駅にしてはやや狭い印象です。
上屋は全6両分に設置されています(準備工事部分は支柱のみ設置)。
各ホームにはベンチ、飲料とアイスクリームの自動販売機が設置されています。
写真は1番線より松戸方を望む。
 
 

 

1番線より松戸方を望む。ホーム端は立入りできません。
この先、右側を走る北総線・京成成田スカイアクセス線の高架橋と並走する形で住宅地(左)と農地(右)の間を西南西へ走り、すぐに北初富駅へと至ります。北総線には北初富駅がありません。尚、新鎌ヶ谷駅と北初富駅の駅間距離はわずか0.7kmで、しかも見通しが良いため、肉眼で北初富駅を確認できます。
 
 

 

1番線より京成津田沼方を望む。
こちらもホーム端は立入不可です。松戸方より立入禁止エリアが長いです。また、ホーム端の先で東武アーバンパークラインを跨ぎます。
この先、すぐに「イオン鎌ヶ谷ショッピングセンター」を回り込むように右へ急カーブして北総線・京成成田スカイアクセス線と分かれ、国道454号線をオーバークロスすると進路を一気に南南西に変えます。その後は高架区間のまま左手に住宅街を、右手に鎌ケ谷市役所や郊外店が立ち並ぶ商業地区を見ながら一直線に走ると初富駅へと至ります。東武アーバンパークラインは少し西側を並行していますが、東武線に駅はありません。
 
 
あとがき  
私が新京成電鉄線の新鎌ヶ谷駅で下車(乗車)したのは2020年3月と6月の計2度です。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しましたが、2回に分けて新京成線と北総線の駅巡りをしたため、当駅を2回利用しました。元は地平駅でしたが今は近代的な高架駅になりましたが、北総線・京成線とは違い1面2線と構内は広くなかったです。北隣に北総線・京成線の駅があり、東側の掘割には東武野田線の駅があります。駅前は東武駅がある東側に商業施設が集中していて、北総駅・京成駅の出入口がある北側はやや賑わいに欠ける印象でした。すぐ北側や西側には今も畑が広がっています。また、近い将来に新京成線高架下に南口が開設されると思われ、南口ができれば駅南側が栄える可能性が高いです。
 
新京成線で当駅入りする場合、新宿からですと山手線外回りで日暮里駅まで行き、常磐線快速に乗り換えて松戸駅で下車。新京成線の京成津田沼方面電車(くぬぎ山行きを除く)に乗り換えて当駅下車です。津田沼経由より松戸経由の方が速いです。また、中央線快速で東京駅まで行って上野東京ライン経由常磐線快速に乗り換えて松戸へ抜けるルート、東京メトロ丸ノ内線~東西線~東葉高速線のルートで北習志野駅まで行き、新京成線の松戸方面行き(行先不問)に乗り換えて当駅下車のルートもあります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、上野東京ライン経由常磐線快速に乗り換えて松戸駅まで行き、新京成線の京成津田沼方面電車(くぬぎ山行きを除く)に乗り換えて当駅下車です。上野東京ライン経由常磐線行き電車は本数が少ないため、東京~上野間は山手線・京浜東北線・上野東京ライン経由宇都宮線or高崎線方面電車で移動して上野始発の常磐線快速電車に乗り換える方法もあります。あるいは品川駅or東京駅から総武線快速で津田沼駅まで行き、近くにある新津田沼駅から新京成線の松戸方面行き(行先不問)に乗車して当駅入りするルート、東京駅から京葉線~武蔵野線直通電車で新八柱駅まで行き、隣接する八柱駅から新京成線の京成津田沼方面電車(くぬぎ山行きを除く)に乗り換えて当駅入りするルートもあります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、北総線・京成線の駅構内改札外にコンビニがあり。飲食店も駅構内および東武駅構内、東口駅前にチェーン店含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。新京成電鉄線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新鎌ヶ谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:新京成電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)