DE15 複線型 vs 単線型 TOMIX新旧対決 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

前回の単線型のDE15に続き、今回は複線型のDE15のお話です。

TOMIXでは古くからDE15の複線型を模型化していましたが、DE10が代替わりするとともに複線型のDE15は絶版となり久しいです。

そんなDE15をもの珍しさで購入したのも随分昔ですが、少しずつディティールアップして現在も我が家では活躍しています。

 

当時行きつけだった模型屋さんで新品で買ったものです。

当時でも売れ残りで結構箱が傷んでいました。

中身が新品だったので気にしませんでしたが、今買うなら綺麗な箱のが良いです。

当時の値段で6,000円(消費税なし)

ラッセルヘッドだけのばら売りもありました。2,500円でした。

今のDE15が12,000円(税別)なので、今の半額ですね。

品番は#2206。その後リニューアルされて品番も価格も変わっています。

 

その模型屋さんは街角の小さな模型屋さんでプラモデルやラジコンや鉄道模型を売っていました。ガンダムのプラモもありました。

小さい模型屋さんにも関わらず在庫は豊富で、店頭に並んでいないものを言うと奥の階段や生活スペースからおっちゃんが出してきてくれたりして、近所の倉庫(ガレージらしい)もあり、そこから出してくれることもありました。

鉄道模型の専門店ではないので、おっちゃんの鉄道(鉄道模型も)の知識はイマイチだったけど、ラジコンやプラモデルは自分で作られてて腕前は確かだったようです。

店に無い細かいパーツやなんかも頼めばどこかから取り寄せてくれたり親切に対応してくれました。

おっちゃんとおばちゃんが交代で店番してて、昔ながらの模型屋さんというか今時の量販店にはない居心地のよい模型屋さんでした。

その模型屋さんもおっちゃんが亡くなって暫くして閉店になったらしく(閉店前の何年かは行けてなかったんですが)残念です。

 

と話しが脱線しましたが。

今日のお題のDE15ラッセル車 複線型の話に戻ります。

前回の単線型は最近の製品でしたが、今回の複線型はもう数十年前の製品ですのでその当時のクオリティです。

とは言え、除雪用ディーゼル機関車としてはNゲージ初の製品化!当時としては画期的な製品でしたね。

その前は除雪車といえばTOMIXのキ100しかなかったと思います。

機関車本体は手すりの太い旧製品です。製品状態では手すりもランボードも色が入っていませんので筆でちょっと色入れをしました。

前のナンバープレートは連結器カバーと位置的に被るのと金属プレートで加工が難しいので、どうやって取り付け用か考えていますが未だに取り付けていません。テールライトはスカートのヘッド連結器に被さるので移設しています。(本体がDE10そのままでDE15用ではないからです)

側面から。連結状態だと全長が長く迫力がありますね。

ラッセルヘッドのカプラーはアーノルドの固定されたものだったのですが、KATOのDE10(暖地型)のカプラーが余ったのでリサイクルで付けてみました。機関車本体もKATOのDE10(寒地型)のASSAYパーツを買ってきて貼り付けました。

キャブ周り。ナンバープレートは1507(福知山)にしています。金属のエッチングの繋がったプレートを1枚ずつ切り離して両面テープで所定の位置に貼り付けるタイプですが、これが扱いにくくて。メーカーズプレートもです。

なのでメーカーズプレートはジオマトリックスのメタルインレタです。

ジオマトリックスのメタルインレタは使い易くて仕上がりも良いのでまた再販してほしいですが無理ですかね?

ナンバープレートは他に1003が入っていました。1003は秋田周辺で活躍し最終配置は新庄運転区でした。

1507も豊岡や福知山でよく見ましたが写真が残っていません・・・

撮ったはずなんですが。

ラッセルヘッドですが、ライト類は一切点灯しません。細かいところでラッセル上のヘッドライトの付け根を朱色に色入れ。おでこのヘッドライトは造形がイマイチですが適当なパーツが見当たらないのでそのままにしています。

ヘッドの後ろ側です。別パーツになっている連結棒のパーツ以外は色が入っていないので写真を見ながらライトやタンク?に色入れをしました。

無線アンテナは製品に付いていないので、DD51用の無線アンテナパーツを加工して取り付けています。

側面も梯子や手すりに色が入っていないので白で色入れしています。Hゴムは今風に黒Hゴムにしましたが窓が大きく見えるだけで見栄えはイマイチです。

乗務員室扉下のステップは銀河モデルのパーツです(機関車用だったかな)

実車では前頭ウイングはこちらサイドに折り畳むことができます。が、このモデルも同様に折り畳めそうに見えるのですが、無理して力を掛けるとアームが破損しそうなのでやらないほうが良さそうです。あまり畳んでいるところは見たことないし、開いたままでいいかと思います。

では、単線型と並べて比較してみます。キャブ上部周りは単線型複線型は同じようです。やはり複線型はライトの造形が残念ですがいい線行ってます。

ラッセルヘッドを後ろから。左が複線型、右が単線型です。複線型は後ろの白線が入っていなかったので白のデカールを幅に切って貼り付けました。帯だけ塗装するよりは楽です。連結面なんであまり目立たないし、手間と時間を考えると。

下向きに付いてる連結面を照らすライトもグレーに色を塗りました。

実車的にはドアの位置が違うんですね、複線型は連結棒の下に小さなドアがあります。窓も抜けてないし連結器のケーブルで目立ちませんが。

複線用は左側だけにウィングが、単線用は両側にウィングが付いています。

複線型と単線型のヘッドを並べてみます。

後ろウイングは同じタイプのもののようです。

全体的にディティール表現が細かくなっているの模型の製造時期の違いですね。

ラッセル上のヘッドライトは点灯しませんが、複線型ほうがヘッドライトの造形として良いように思います。

単線型のはヘッドライトが載ってる感じで、複線型はヘッド本体から支柱で伸びてる感じですね。

複線用は後ろウィングが無い分あっさりしていますね。

 

説明書は裏面です。正面のナンバープレートは切って貼るって書いてますけど、細かい金属製エッチングパーツをちゃんと切るのは至難の業です。

なので、単線型は前面ナンバープレートはインレタになったんでしょうね。

 

単線型と複線型を並べてみると、複線型のほうが長くて迫力ありますね。

 

という訳でDE15の複線型を見てみました。

今のクオリティで複線型が再発売が有ればいいなと思います。

複線型が1507、単線型が2525で上手い具合にどちらも豊岡に居た機関車を再現することができたのはTOMIXの計画どおりだったかどうかは知りませんが。

除雪機関車は近いうちに消えていくかと思いますが、模型の世界ではこれからも冬場には活躍させたいですね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

<おまけ>

DE15複線型のリニューアル品#2211 価格は6,700円に。(現在は絶版)

ナンバープレートがプラになり以下の3種のナンバーが入った。

DE15 1004(敦賀からあいの風とやま鉄道で2021年引退)

DE15 1533(旭川で現役)

DE15 1538(長岡からDE65に改番され仙台臨海鉄道で現役)