広電800形、それは広電で1900形(元京都市電)に次いで2番目に多い単車。しかし、本当に同一車種か?と思うほど、製造時期や更新の影響で違いがあります。今回は、そんな800形を分類していきます。
初期グループ(1983年導入)
1983年に2両が投入された初期グループ。前面のライトは唯一縦向きで、帯も太くなっています。側面上部の帯もないですね。まだ700形も投入が始まってまもないのに投入されたため、前面以外は700形との共通点がとても多くなってます。どちらかと言うと700形に近いような…
現在、802号は広島県警のキャラクターであるモシカ号となっている。どちらも千田車庫所属です。
2期グループ(1987年導入)
※申し訳ありません、今使っているカメラから804の画像がありませんでした…
この803以降は、700形の投入が終了してから投入されています。
また、このグループからライトが横型に変更されています。また、正面の窓・方向幕周りが黒く角形になりました。
こちらのグループはどちらも江波車庫所属。
3期グループ(1990年導入)
3期グループでは、ライトが横向き角形とたりました。また、窓サッシも黒色になっています。
さらに、3期グループの中でも2種類に分けられます。
制御装置・方向幕更新車
1990年に導入された3期グループの中でも、制御装置・方向幕が更新されたグループ。制御装置に関しては認識が甘いのですが、恐らく制御装置はVVVFインバータになった、という認識です。しかし大きな違いは方向幕がLED表示器になったこと。近代的なデザインなので違和感ないです。
805は千田、806は江波所属です。
未更新車
3期グループの中でも、制御装置・方向幕が更新されていない車両。制御装置と方向幕以外は更新車と差異はほぼありません。
807は千田、808は江波所属。
4期グループ(1992年導入)
4期グループも4両導入されましたが、またデザインで2種類に分類できます。
ちなみに4期ではバックミラーの設置位置が前面の方向幕横から側面になりました。また、車内のカーテンも横開きから縦開きに変わっています。
標準デザイン車
809,811,812がこちらの普通の塗装。あまり外装的には3期グループ未更新と変わりないですが…
ちなみに812は2019年の七夕電車。最近は1000形LEXが七夕電車になることが多かったのですがなぜか19年だけ800形でした。
横帯太デザイン車
なぜか810だけ横帯が太くなっています。しかし前面の幅はそのまま。なので、横→前にかけて帯が斜めになっています。上部帯は変わりないよう。なぜ810だけこんなのにしたのかは不明です。塗装以外の相違点はほぼありません。千田所属。
5期グループ(1997年導入)
(↑これは以前の姿です。)
(814は現カメラに写真がありませんでした。申し訳ありません。)
現在、最後に造られた単車=最新の単車となっているグループ。ライトが前面にそのまま埋め込まれました。3900形に近い感じです。
現在、813号は被爆樹木のアオギリラッピング電車になっています。(ラッピングなので別の分類にはしませんでした)
なんで814の写真なかったんだろう…
ということで、800形は投入時期グループで分けると5種、さらに色々鑑みるとなんと7種にも分けられました。アオギリ電車も分けたら8種にもなります。
結論:種類多すぎ、ややこしい!だから良い!
ちなみに…803,809,810の上からアングル写真は広島バスセンター隣接の「バスマチ」から撮ってます。トレイン・バスビューのお食事スポットで、めっさ良いです。